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俺が高校生の時の話


「はぁ、高校1年になるのか…自覚ないなー」

中学を卒業した春。そして今日からは高校生活が始まる。そんな朝。俺は寝覚めがいいのでこの時間に起きると決めたらその時間に目が覚める。そんなタイプの人間だ。だから目覚まし時計にお世話になったことがない。まぁ、寝覚めが悪い人は羨ましいのかもしれないが、起きてしまうと目が覚めてしまうために二度寝というものができない。俺の方からしてみると惰眠を貪ることが出来る体質の方が羨ましいと若干思わないでもない。

「まぁどっちにしろ長所短所があるってことだ。」

体質に限った話でもない。例えば人間関係にしても人の性格にしてもそうである。中学時代はスクールカースト最上位の奴と反りが合わなかっただけで俺はのけ者にされた。だけどそのおかげで周りには俺をちゃんと評価してくれる人間だけが関わってくる。そんな環境が出来上がった。まぁ、そのせいで俺はこんな感じに理屈を少しごねるようなやつになってしまったのだろう。と、心の中で嘲笑しておく。こんなことを考えているうちに制服に着替え終わり俺の部屋を出てリビングに出る。無論、朝食を食べるためだ。

「おはよう、今日から高校ね。ハメ外しすぎないように。」

俺の母は、クールなままそう言った。別にハメを外すつもりは無いが一応意思として、

「わかってるよ。」

と、返事だけはしておく。
俺は俺の母親と血がつながってない。父親とも繋がっていない。俺はこの両親の元へ押し付けられた子供でしかない。だからこそこのように態度が冷たい。俺としては学校に行かせてもらってるだけでも御の字なので別にこの親には何も思っていない。

「それじゃあ、行ってきます。」

俺の静かな朝はこうして始まる。

<2016/07/20 00:33 メル>消しゴム
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