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Of hope to tomorrow
- Lapis lazuli color Eye -

Lapis lazuli color Eye



瑠璃色の瞳に雨が映る。

「ティナ!」
大雨の中少し遠くから、お母さんが駆けてきた。

「ママ」
ティナは右腕を大きく振った。

「ティナ!」

お母さんは私を抱き締める。

「雨の日はお外に出ちゃダメって、言ったでしょう?」

「ごめんなさい、でもママがお話してくれないんだもん」
私は言い訳するように言った。

お母さんは「ごめんなさいね」と、頭を撫でると帰りましょうと手を引く。

「待ってママ」

私は暗い雲を指差す。

「今日は雨の神様のお話してくれる?」

「分かったわ」

私は思わずニコッと笑う。


*†*


「そして日照りの町に雨を降らしたのよ」

「今日の雨も神様の仕業?」

「ええ」

先程より雨が強くなっていた。

「ママ」

「なあに?」

私は壁に貼られた地図を指差す。
「私ね、旅人になりたいんだ」

「何で?」
お母さんは私の瞳を除き混む。

「色んな世界を見てみたいの。ママが言ってたような。」

「素敵な夢ね」

お母さんは私が瞳を輝かしたのをみると、微笑んだ。

「お母さんも旅してみたかったんだよ」

「じゃあママも一緒に行こ!!」
私は細いお母さんの腕を引っ張った。

「分かったわ。一緒に行きましょうか」

「やったあ!」

そんな無邪気な私をお母さんは、今にも消えそうな光を灯した瞳を潤ませながら、見つめていた。

私とは違う色の瞳を‥‥‥










<2016/07/21 08:46 栗原小雪>消しゴム
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