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Of hope to tomorrow
- Pure feelings -

Pure feelings

私の名前はティルペナ。お母さんにはティナっていう愛称で呼ばれてるから、ここでもティナと名乗るね。

アンデルベス・ティルペナ、それが私の名前。

アンデルベス・ミルフェ。お母さんの名前。

私のお父さんは、戦死した。何年前か戦争に行って、死んでしまったのだ。名前は分からない。

お母さんは教えてくれようとしない。

私の家には私と、お母さんの二人暮らし。でも時々従姉妹が遊びに来てくれるのだ。名前は、ベルデ・アーナ。私より3つ歳上のお姉ちゃんのような存在の従姉妹だった。

あ、私は七歳。だからアーナは10歳。


この辺で自己紹介は終わり。


~†~

「おーい、遊びにきたよ?」

家のドアをどんどんと、誰かが叩いていた。

「ティルペナ?」

早朝だった。わたしはぐっすりと布団に潜っているときだった。

お母さんは慌てて私を揺さぶった。
「起きてティナ。お友達よ!」

「ン‥‥‥」
お母さんに促されながら、服を着替える。

「あら、アーナちゃん。ごめんね、中で待っててくれる?」

どうやらアーナが遊びに来たようだ。

アーナはニヤニヤ私を見つめていった。
「あらあらねぼすけさん。早くしてよね?」

ムッとした。
「アーナは朝が早いのよ!」











二人は町にある図書館に遊びにきた。

「アーナ、なに読むの?」

「もっちろんいつものよ」
小声で笑う。

アーナは急いでなかにはいると、一冊の本を手に取った。

《成長》という題名の本。内容は一人の孤独な少年が、大人になっていくというお話らしい。

まあティナは読んだことがないため、内容は分からない。

「ティルペナは本、好きじゃないんだっけ?」
本から目を離さずに聞いた。

「うん、まあ神界系は大好きだよ!」
思わず声が大きくなってしまった。

周りで本を読んでいたりした人たちの、視線が集まってきた。

呆れたように首を振る。
「何でそんなに好きなのよ‥‥」

「うーん、カッコいいし素敵だし‥‥‥かな」

アーナは一冊本を渡してきた。
「ほら、そういうと思ってあらかじめ探しておいたのよ。」

慌てて受けとる。題名は英語で《Phantom》と書いてあった。
「何て読むの?」

「ン?、分からん。意味は幻らしいよ」

「へぇ」

なんページか見てみた。

「面白そう!」

アーナは人差し指を私の口に当てた。
「しっ!」

「ごめん」
少し反省する。

「取り合えずありがとう!」

「気にしないで、読み終わったら内容教えてね」

「うん!!!」







<2016/07/21 18:40 栗原小雪>消しゴム
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