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- 落ちた瞬間。 -

同じ学校の制服を着た彼は私が見つめていることに気づき顔を上げた。
怪訝そうな顔をしてまたスマホの画面を見下ろした。
電車のドアの前で見とれていた私は、出てくる人たちに押され前に倒れそうになった。
「あっぶな。気をつけなよ。」
私は誰かの腕の中にいた。
顔を上げるとそこにはあの彼がいた。
慌てて離れると、彼は顔をほころばせた。
「さっきまで俺のこと見てたよね。」
私は直接言われたことが恥ずかしくなり、慌てて下を向いた。
「す、すいません。」
私は小さな声で謝る。いいよいいよ。とクスクス笑う彼はとても綺麗だった。
そして私は決意する。

<2016/07/21 20:47 八月>消しゴム
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