おためし小説投稿

登録一切不要で小説投稿!
文字サイズ変更 
DISTANT CLOSE
- ねねね。 -

先輩はその顔のままどこかへ電話をかけた。
「もしもぉーし。ん?あぁ。おれおれ。いまからいくわー。は?学校!?」
当たり前でしょ。馬鹿なのかなこの人。私も今のうちにいこーっと。
「さぼる。あったり前でしょ。」
嫌な予感がした私は一目散に駆け出す。
「いいの見っけたんだよ。そうそう、今となりにぃ・・・。」





「いねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」






後ろから叫び声が聞こえた気がした。危ない危ないと汗を拭い、立ち止まる。
一度屈伸し、前を見る。

一台の外車の窓が開いた。
美人な女の人が耳に電話を当て、手招きしている。

びくびくしながら近づくと、
「確かにいいわねぇ。これなら大丈夫よ。」
と話しているのが聞こえた。
女の人は電話を切り、私のほうを見て微笑んだ。
訳が分からず微笑み返すと

「最高よっ!」

と叫んだ。



<2016/07/23 16:38 八月>消しゴム
Copyright(C) おためし小説投稿 Since2013 All Rights Reserved.