やっぱり。
奥寺の前では笑うと思ってた。
けど、こんなに早いとはな。
俺は玄関を開け、奥寺と中に入った。
「凄いね。広くて綺麗で」
「あんま見ないで」
「可愛い〜」
可愛い、言われた事無い。
怖いとかクールとか大人しい辺りが良く言われた。
大人しいが一番少ないかな。
可愛いは初。
「じゃ、部屋……」
「何?緊張してるの?」
家に人入れたの初めてだし。
「大丈夫よっ、こっちはもっとだから」
何が大丈夫なのか分からないけど。
「翼?」
「匠…」
「彼女?」
「友達」
人生初のな。
俺はあまり匠を相手にせず奥寺と部屋に向かった。
「わぁ!広〜い」
部屋に入ると同時に小さな子供のようにはしゃぐ奥寺。
「こんなに広い部屋初めて!ここより広い室内は体育館
くらいかな」
体育館以上に広かったら、ちょっと。
普通の方じゃないね。
「お金持ち?」
何故か壁に触れながら言う奥寺。
「お金持ちじゃないし、何イジっても何もならないから」
「いやぁ広い。同じクラスの子たち全員呼んでも
平気だね」
絶対呼ばないけどね。
「このベッドも大っきいのね〜っ」
楽しそうに部屋を回る奥寺を見ていたら、気付けば
笑ってた。
それに気付いて奥寺も。
「寝て良いよ」
「ほんとに!?」
「フッ、あぁ」
「うわ〜っ!ふっかふか」
「お隣失礼?」
俺も奥寺の隣に飛び込んだ。
「わっ!相原くん?」
「ん?」
「そうだよ。それで良いの」
「奥寺?」
奥寺はニコッと笑い、俺に抱きついた。
「相原くん、かっこいいね」
「ヤメろ……」
「恥ずかしいの〜?可愛すぎっ」
そう言って俺に抱きつく力をさらに強めた。
「ちょっ、奥……痛い…」
「ふふっ、良かった」
S女。
「私の人生初の友達が相原くんで良かった」
凄いいっぱい居るじゃん。
あの探偵ごっこしてた時もかなり居た気が……
「友達って、本当に思ってる友達は相原くんだけ」
「奥寺……」
「ずっと一緒に居よ?」
「奥寺?」
「卒業したら、何するの?」
奥寺の声が少し暗くなった気がした。
「どうするんだろうな」
「大学って、行く?」
「どう、だろうな……」
「まぁそんな先の事はいっか」
「だな」
卒業したら、か。
奥寺と会うこともなくなるのかな。
もう、こうして話す事も、笑う、事も。
「卒業しても、会えるよね……」
「奥寺?どうした?」
「こういうのもあるから友達はね……」
「いつでも会えるよ?」
奥寺 楓が、相原 翼を忘れない限り。
「相原は?」
「え?」
「卒業したら、どこか行くの?」
「行くとこなんかねぇよ」
「ずっと、一緒に居てくれる?」
「しょうがねぇから奥寺が望むなら」
「つばさ……」
あーあ、泣いちゃったよ。
「俺に行くとこなんてねぇから」
「えっ?」
俺を見上げる奥寺にそっと笑った。
笑え、てるよね。
うん。
そう、信じてる。
「私、ずっと傍に居るよ」
「え?」
「翼が、ちゃんと。心から笑える、その時まで」
「なら一生居る事になんぞ」
「良いよ。でも、そんなに笑えないの?」
「奥寺が居なければ俺は笑えない」
「翼〜っ!」
こんな時間が、ずっと続いたらいいのに。
奥寺と過ごす、こんな時間が。
奥寺の前では笑うと思ってた。
けど、こんなに早いとはな。
俺は玄関を開け、奥寺と中に入った。
「凄いね。広くて綺麗で」
「あんま見ないで」
「可愛い〜」
可愛い、言われた事無い。
怖いとかクールとか大人しい辺りが良く言われた。
大人しいが一番少ないかな。
可愛いは初。
「じゃ、部屋……」
「何?緊張してるの?」
家に人入れたの初めてだし。
「大丈夫よっ、こっちはもっとだから」
何が大丈夫なのか分からないけど。
「翼?」
「匠…」
「彼女?」
「友達」
人生初のな。
俺はあまり匠を相手にせず奥寺と部屋に向かった。
「わぁ!広〜い」
部屋に入ると同時に小さな子供のようにはしゃぐ奥寺。
「こんなに広い部屋初めて!ここより広い室内は体育館
くらいかな」
体育館以上に広かったら、ちょっと。
普通の方じゃないね。
「お金持ち?」
何故か壁に触れながら言う奥寺。
「お金持ちじゃないし、何イジっても何もならないから」
「いやぁ広い。同じクラスの子たち全員呼んでも
平気だね」
絶対呼ばないけどね。
「このベッドも大っきいのね〜っ」
楽しそうに部屋を回る奥寺を見ていたら、気付けば
笑ってた。
それに気付いて奥寺も。
「寝て良いよ」
「ほんとに!?」
「フッ、あぁ」
「うわ〜っ!ふっかふか」
「お隣失礼?」
俺も奥寺の隣に飛び込んだ。
「わっ!相原くん?」
「ん?」
「そうだよ。それで良いの」
「奥寺?」
奥寺はニコッと笑い、俺に抱きついた。
「相原くん、かっこいいね」
「ヤメろ……」
「恥ずかしいの〜?可愛すぎっ」
そう言って俺に抱きつく力をさらに強めた。
「ちょっ、奥……痛い…」
「ふふっ、良かった」
S女。
「私の人生初の友達が相原くんで良かった」
凄いいっぱい居るじゃん。
あの探偵ごっこしてた時もかなり居た気が……
「友達って、本当に思ってる友達は相原くんだけ」
「奥寺……」
「ずっと一緒に居よ?」
「奥寺?」
「卒業したら、何するの?」
奥寺の声が少し暗くなった気がした。
「どうするんだろうな」
「大学って、行く?」
「どう、だろうな……」
「まぁそんな先の事はいっか」
「だな」
卒業したら、か。
奥寺と会うこともなくなるのかな。
もう、こうして話す事も、笑う、事も。
「卒業しても、会えるよね……」
「奥寺?どうした?」
「こういうのもあるから友達はね……」
「いつでも会えるよ?」
奥寺 楓が、相原 翼を忘れない限り。
「相原は?」
「え?」
「卒業したら、どこか行くの?」
「行くとこなんかねぇよ」
「ずっと、一緒に居てくれる?」
「しょうがねぇから奥寺が望むなら」
「つばさ……」
あーあ、泣いちゃったよ。
「俺に行くとこなんてねぇから」
「えっ?」
俺を見上げる奥寺にそっと笑った。
笑え、てるよね。
うん。
そう、信じてる。
「私、ずっと傍に居るよ」
「え?」
「翼が、ちゃんと。心から笑える、その時まで」
「なら一生居る事になんぞ」
「良いよ。でも、そんなに笑えないの?」
「奥寺が居なければ俺は笑えない」
「翼〜っ!」
こんな時間が、ずっと続いたらいいのに。
奥寺と過ごす、こんな時間が。
