私が今日、大川先生に連れて来られたのは体育館。
保健室の次は体育館ですか。
この人も何考えてるんだか。
「あの……さ」
何緊張してるの?
「何ですか?」
早く戻りたいんだけど。
「最近……」
「どうしたんですか?そんな緊張しないで?」
さすがの私も優しい口調になるほどの緊張っぷり。
「最近、相原の調子が悪いの分かるか……」
「何となく、そんな気はしてましたけど」
「そう……か」
で、この方は何が言いたいのかしら。
「それが、どうしたの?」
「いや、無理、させないでほしい……」
いや、私が悪くした訳じゃないと思うんですけど。
そんな事を考えていると静かに体育館を去る大川先生。
「もう!」
私は一発叫ぶように声を発し、相原くんの元へ急いだ。
あの急いだ時間を無駄にするかのようにそこに相原くんは
居なかった。
『最近、相原の調子が悪いのが分かるか……』
私はとりあえず保健室に向かった。
「和菜っ」
「ちょっと、ちゃんくらい付けてよ」
そこ、こだわるんだ。
「ごめん。相原くん、来た?」
和菜ちゃんはここに、とカーテンの中に私を案内した。
「相原くん……」
寝てる、の?
「誰と来たの?」
「今日は、森くんと」
森さんか。
「その、森さんは?」
「席の教科書やノートを片付けるって」
そんな事を話していると、保健室のドアがそっと開いた。
そちらを見ると、森さんの姿が。
「森さん……」
「あっ、あの時の!何て言うの?」
大分興味無さそうに言いながら森さんはカーテンの中へ。
「あっ、奥寺、楓といいます……」
「奥寺さん。かっけぇな」
「さんなんてヤメてくださいよ」
「付けろって言われても付けないから安心しな」
腹立つ〜。
「ゲホッ、ゲホッ……」
「相原くん……」
「んっ……あっ、奥寺……」
「大丈夫?」
「ごめん……」
相原くんはゆっくり体を起こした。
「連れて来る時なんか大騒ぎよ。奥寺が来るから!って」
「相原くん……」
そんなに人の事ばかり考えて。
「あの、俺は、大丈夫だから……」
「良いから。お願い、無理しないで……」
「奥寺…?大川のヤツ、また余計な事を……」
「相原くんっ、もう少しだけ、自分を大切にして……」
私は相原くんの小さな肩を掴んで言った。
「最近、体調悪いんでしょ?」
相原くんは驚いた顔で私を見つめる。
そんな相原くんをもっと驚いた顔で見つめる森さん。
「相原、言ってないんだ……」
そんなに大変な感じなの?
「あいはらくん…?」
「相原、もしあれなら、俺から……」
相原くんは森さんの言葉に首を振った。
縦、に。
相原くんが、頷いた。
「後で言っておくな。今はゆっくりしてろ?」
そう言って優しく相原くんを寝かせる森さん。
そしてそれに抵抗することもなく大人しく横になる
相原くん。
「ごめ…ん……」
「良いから、気にすんなって。今日は1日ゆっくりしてろ」
「瞬くんは…?」
「中澤?呼ぶ?」
「あっ、どうしよ……」
「良いよ。迷うなら呼ぼう?ちょっと待っててな?」
森さんは驚くほど優しくそう言って保健室を出た。
保健室の中には私と相原くん、和菜ちゃんだけ。
そんな保健室は、寂しさを感じるほどに静かだった。
保健室の次は体育館ですか。
この人も何考えてるんだか。
「あの……さ」
何緊張してるの?
「何ですか?」
早く戻りたいんだけど。
「最近……」
「どうしたんですか?そんな緊張しないで?」
さすがの私も優しい口調になるほどの緊張っぷり。
「最近、相原の調子が悪いの分かるか……」
「何となく、そんな気はしてましたけど」
「そう……か」
で、この方は何が言いたいのかしら。
「それが、どうしたの?」
「いや、無理、させないでほしい……」
いや、私が悪くした訳じゃないと思うんですけど。
そんな事を考えていると静かに体育館を去る大川先生。
「もう!」
私は一発叫ぶように声を発し、相原くんの元へ急いだ。
あの急いだ時間を無駄にするかのようにそこに相原くんは
居なかった。
『最近、相原の調子が悪いのが分かるか……』
私はとりあえず保健室に向かった。
「和菜っ」
「ちょっと、ちゃんくらい付けてよ」
そこ、こだわるんだ。
「ごめん。相原くん、来た?」
和菜ちゃんはここに、とカーテンの中に私を案内した。
「相原くん……」
寝てる、の?
「誰と来たの?」
「今日は、森くんと」
森さんか。
「その、森さんは?」
「席の教科書やノートを片付けるって」
そんな事を話していると、保健室のドアがそっと開いた。
そちらを見ると、森さんの姿が。
「森さん……」
「あっ、あの時の!何て言うの?」
大分興味無さそうに言いながら森さんはカーテンの中へ。
「あっ、奥寺、楓といいます……」
「奥寺さん。かっけぇな」
「さんなんてヤメてくださいよ」
「付けろって言われても付けないから安心しな」
腹立つ〜。
「ゲホッ、ゲホッ……」
「相原くん……」
「んっ……あっ、奥寺……」
「大丈夫?」
「ごめん……」
相原くんはゆっくり体を起こした。
「連れて来る時なんか大騒ぎよ。奥寺が来るから!って」
「相原くん……」
そんなに人の事ばかり考えて。
「あの、俺は、大丈夫だから……」
「良いから。お願い、無理しないで……」
「奥寺…?大川のヤツ、また余計な事を……」
「相原くんっ、もう少しだけ、自分を大切にして……」
私は相原くんの小さな肩を掴んで言った。
「最近、体調悪いんでしょ?」
相原くんは驚いた顔で私を見つめる。
そんな相原くんをもっと驚いた顔で見つめる森さん。
「相原、言ってないんだ……」
そんなに大変な感じなの?
「あいはらくん…?」
「相原、もしあれなら、俺から……」
相原くんは森さんの言葉に首を振った。
縦、に。
相原くんが、頷いた。
「後で言っておくな。今はゆっくりしてろ?」
そう言って優しく相原くんを寝かせる森さん。
そしてそれに抵抗することもなく大人しく横になる
相原くん。
「ごめ…ん……」
「良いから、気にすんなって。今日は1日ゆっくりしてろ」
「瞬くんは…?」
「中澤?呼ぶ?」
「あっ、どうしよ……」
「良いよ。迷うなら呼ぼう?ちょっと待っててな?」
森さんは驚くほど優しくそう言って保健室を出た。
保健室の中には私と相原くん、和菜ちゃんだけ。
そんな保健室は、寂しさを感じるほどに静かだった。
