中澤さんが相原くんをベッドに寝かせ、5分程経った頃。
森さんが相原くんの荷物を持って戻ってきた。
何か、2個多い。
というか、1個足りないというか。
「森さん?誰のがないんですか?」
「お前のに決まってんだろ」
決まってんだ。
この人、やっぱり嫌な人だ。
別に良いけどさ。
相原くんにだけ優しければ。
「相原」
こんなに優しく喋るのに?
今の私への態度は何でしょう。
結局中澤さんのを持って来なかったみたいだけど。
「起きるまで待ってっか」
おかしいな。
本当の彼はどっちでしょう。
この優しい方であることを、心から願う。
願い続けて5分くらい。
相原くんが起きた。
「大丈夫?」
「ん……」
「はいっ」
私は相原くんの左側に背中を向けてしゃがんだ。
右側には恐ろしい先輩方が居らっしゃるので。
そして私の背中に、再び翼がついた。
小さくても丈夫な、強い翼が。
「よしっ、大丈夫?」
相原くんはその言葉に少し間をおいて小さく答えた。
辛いのかな。
そういえば今日はずっとあの可愛い声だ。
辛い時はこうなのかも。
ますます性格直さなくては。
男の子が苦しんでてそれ可愛いとか。
「じゃあ、森は荷物、奥寺は相原、俺は見守りな?」
「中澤何もしねぇじゃねぇか。自分のは持て」
「あれ、持って来たの?」
「可哀想かなぁ、と」
可哀想。
あなたにそんなこと思われる方がよっぽど可哀想だと私は
思いますけどね。
「やっぱり……」
「ん?相原くん?」
「2人は、仲……良いね…」
「え、何」
森さん、言い方気を付けて。
「誉められてますよ?やっぱり仲良いねって」
「奥寺が言うと嫌味に聞こえる」
「ちょっと!何ですかそれ!?」
「はぁい、そんな騒いでないで帰りますよー」
騒がせてるのは誰ですか。
本当に変な先輩。
初めて話した時は良い人そうだったのに。
他人なんてこんなもんか。
「相原くん、一回上げていい?」
相原くんは右肩辺りで小さく答えた。
「よいしょっ、これで準備バッチリ。相原くん大丈夫?
辛かったら言って?」
辛くてそれどこじゃないか。
返事は無い。
「歩くよ?」
私は相原くんに声を掛け、ゆっくり歩き出した。
もちろん、返事は無かったけど。
「ちょい奥寺〜、おっせぇよ」
保健室の外ではご機嫌斜めの森さんが。
「森さん?何イライラしてるんですか」
「イライラしてねぇし。お前がおっせぇからだろ」
いや、明らかにイライラしてますよね。
私達は何度か休みながら相原家に辿り着いた。
今はその中でも相原くんの部屋に。
あのふかふかのベッドで眠る相原くん。
それもまた可愛い訳で。
相原くん、辛いのにごめん。
けど、最高に可愛いよ。
森さんが相原くんの荷物を持って戻ってきた。
何か、2個多い。
というか、1個足りないというか。
「森さん?誰のがないんですか?」
「お前のに決まってんだろ」
決まってんだ。
この人、やっぱり嫌な人だ。
別に良いけどさ。
相原くんにだけ優しければ。
「相原」
こんなに優しく喋るのに?
今の私への態度は何でしょう。
結局中澤さんのを持って来なかったみたいだけど。
「起きるまで待ってっか」
おかしいな。
本当の彼はどっちでしょう。
この優しい方であることを、心から願う。
願い続けて5分くらい。
相原くんが起きた。
「大丈夫?」
「ん……」
「はいっ」
私は相原くんの左側に背中を向けてしゃがんだ。
右側には恐ろしい先輩方が居らっしゃるので。
そして私の背中に、再び翼がついた。
小さくても丈夫な、強い翼が。
「よしっ、大丈夫?」
相原くんはその言葉に少し間をおいて小さく答えた。
辛いのかな。
そういえば今日はずっとあの可愛い声だ。
辛い時はこうなのかも。
ますます性格直さなくては。
男の子が苦しんでてそれ可愛いとか。
「じゃあ、森は荷物、奥寺は相原、俺は見守りな?」
「中澤何もしねぇじゃねぇか。自分のは持て」
「あれ、持って来たの?」
「可哀想かなぁ、と」
可哀想。
あなたにそんなこと思われる方がよっぽど可哀想だと私は
思いますけどね。
「やっぱり……」
「ん?相原くん?」
「2人は、仲……良いね…」
「え、何」
森さん、言い方気を付けて。
「誉められてますよ?やっぱり仲良いねって」
「奥寺が言うと嫌味に聞こえる」
「ちょっと!何ですかそれ!?」
「はぁい、そんな騒いでないで帰りますよー」
騒がせてるのは誰ですか。
本当に変な先輩。
初めて話した時は良い人そうだったのに。
他人なんてこんなもんか。
「相原くん、一回上げていい?」
相原くんは右肩辺りで小さく答えた。
「よいしょっ、これで準備バッチリ。相原くん大丈夫?
辛かったら言って?」
辛くてそれどこじゃないか。
返事は無い。
「歩くよ?」
私は相原くんに声を掛け、ゆっくり歩き出した。
もちろん、返事は無かったけど。
「ちょい奥寺〜、おっせぇよ」
保健室の外ではご機嫌斜めの森さんが。
「森さん?何イライラしてるんですか」
「イライラしてねぇし。お前がおっせぇからだろ」
いや、明らかにイライラしてますよね。
私達は何度か休みながら相原家に辿り着いた。
今はその中でも相原くんの部屋に。
あのふかふかのベッドで眠る相原くん。
それもまた可愛い訳で。
相原くん、辛いのにごめん。
けど、最高に可愛いよ。
