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君の笑顔を


私は教室に入り、やっと気付いた。

「森さんも中澤さんも何で居るんですか?」

「俺らもう1回1年生やっから」

「えぇ〜〜?」

みなさんぴったり。

「えぇーってなんだよ」

教室内は笑いに包まれた。

なんだ、森さんそんなに怖がられてないんじゃん。

それより私だよ。

私は試しに咳払いをしてみた。

「うわ、何楓。目立たないからって?」

あれ、私の存在も変わったみたい。

あとは、相原翼だけだね。

「翼く〜んっ!」

「何、お前らマジうざい」

「相原の存在も」

「ちっとは」

「変わったみたいだね」

私は相原に抱きついてみた。

「お前は誰よりうざい」

「何よ!さっきまで私の背中に居たくせに」

「翼くん可愛いーーっ!」

「おんまえらマジ黙れ」

「かっこいいーーっ!」

「うっぜ」

そういった相原の顔には、仄かに笑みが浮かんでいた。

「相原ぁ、今日行っていい?」

「嫌」

「楓ちゃんフラれた〜!」

何でそんなに声揃うかな。

今回は男子も言いやがって。

私は助けを求めて2人の先輩が居る方を見た。

居た方、になってたけど。

「先輩にも逃げられたーーっ!」

「テメェら後で覚えとけ?」

「イェーーイ!」

楽しそうで何より。

相原も、1年の内に笑えるようになって。

2年と3年は楽しく過ごせそうだね。

もう少しで1年も終わっちゃうけど。

私達は、その残り少ない1年制としての生活を、思い切り
楽しんだ。

<2016/08/07 10:03 秋の空>消しゴム
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