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Best Friend〜姿を変えた君と〜


私は健くんに抱きついてしまった。

今更だけど後悔が凄い。

「あぁ〜っ!もぉ〜っ……」

私は布団の中で暴れた。

何してるのよ。

健くん、人苦手なんだよ?

関わりたくないのに、怖いのに。

なのに、私はそんな彼に抱きついた?

もう考えられない。

けど謝るに謝れない。

もう、あのことは忘れて欲しいから。

「っだぁーっ!うぅぅ〜」

もう自分でも分からない。

何を言ってるのから考えてるのか。

後悔って凄いんだと、思い知らされた。

もう恥ずかしい。

私は恥ずかしさと自分への苛立ちを胸に抱いていた。

その時、私と布団にもぐった携帯が鳴る。

メール、だ。

『愛生』

「愛生!?」

とんでもなく大きな独り言。

私は気持ちを落ち着かせ、メールの内容を見た。

『急にごめんね

健を、笑わせてあげて』

それだけが書かれていた。

「健を、笑わせてあげて?」

どういう意味よ……

『どういう意味?』


あっ、返信早いんだっけ。

『あたしは、なかなか気づいてあげられなかったから』

「気づいてあげられなかったからって……」

『良いじゃない。私と頑張ろうよ?』

『夕里だけだから』

私だけってどういう意味よ。

私は、愛生がいたから健くんの事、知れたんだよ?

『愛生にもできるよ。愛生はわかってあげられる』

『ありがとう。』

愛生からのそのメールで、私達のメールは終わった。

自身、持てたのかな。

だって、愛生が気付いてあげたんでしょ?

愛生が、昨日言ってくれなかったら私は今も健くんを
一人にしてる。

愛生は、忘れちゃったの?

愛生が、昨日2回聞いてなかったら私も分からなかった。

さっきまでの後悔は跡形も無くなくなり、愛生への心配が頭を占領していた。

私はそんな中、眠りについた。







「ちょい夕里!起きて!」

心地よい夢の世界から一気に現実の世界へ引き戻す悪魔の声。

「やーだぁ……」

「お風呂入んなさいよ!」

「んーん……や〜あ……」

「良いから!入れば目も覚めるわ!」

怖いよ。

何をそんなにイライラしてるのか。

私は仕方なく布団から出て壁の時計を確認した。

「はっ!?」

「そうよ?だから起こしに来たの」

只今の時刻、12時。

もう今日になってる。

明日が。

私はため息を吐き、バスルームへ。



ちょっと、短いですね。
<2016/07/30 15:08 秋の空>消しゴム
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