今日はみんな何かが変。
健は教室に居る。
愛生は何故か自信に満ち溢れてるというか。
いい事なんだけど……
なんか怖いよ。
俺は何も知らずに学校に来た。
健も何か知ってそうだし。
聞くにも何か言い出しづらいし。
もう、みんなどうしたのさ。
普通でいいじゃん。
大人しく、何も起きずに終わればそれで十分。
なのに。
何かとんでもない争いが始まりそうな予感。
気がするだけであってほしい。
「健?」
「あっ、優……」
「みんな何かあったの?」
「なん……だろうね……」
「大丈夫?保健室行く?もう十分じゃない?」
その時、なにか変な気が。
俺はその何かを感じた方を見た。
そして目に入ったのは愛生と楽しそうに話す夕里の姿。
けど、その笑顔もどこか不自然だった。
自然でいいじゃない。
普通に何も気にしないで、ゆっくりのんびり過ごそうよ。
「ゆう?」
「あ、健。大丈夫?行くなら俺も行くよ?」
「まだ……大丈夫…」
うーん。
そうは見えないんだよなぁ。
俺はとりあえずそっとしといてあげることにした。
俺はもう何も感じないために机に突っ伏した。
「寝ちゃえば〜?」
前から軽い女子の声。
俺は顔を上げ、その女子の顔を確認した。
誰?
名前も知らないかも。
「眠いなら寝んのが一番じゃ」
じゃ。
「眠いんじゃろ?」
先輩、お疲れ様です。
人生の大先輩。
「うぅ……」
もう周りの人は知らないし、廊下側の一番後ろとか
冬寒いし。
これから夏だから良いけど。
早く席替えしたい。
健も寒そう。
なんか、違う気がするけど。
「あぁ、優って言ったっけ?」
「あっ、はい…」
「優ちゃんでいい?」
女の子みたい。
よく呼ばれたけど。
「なんでも好きに呼んどくれ……」
「じゃあ優ちゃんね。優ちゃん知ってる?」
「はい、何をでしょう」
「今度、転校生だって」
転校生。
そんな噂はしょっちゅう流れてる。
正直、興味ない。
「知ってはいるかな」
「んでさぁ、その人が、マジ超美人らしいんだわ」
若いねぇ。
「へぇ〜」
「うん。ってだけ。ごめんね?」
「いやいや、全然」
「それさぁ、名前とか知ってんの?」
「分かんないけど、マジ、超美人らしいんだわ」
そこ、大事なんだ。
「いや、そこ聞いてねぇし。ウケる〜」
分かんない。
「健、大丈夫?」
「そのうち……慣れる……」
と良いんだけどね。
俺はきっと慣れない。
この温度差が。
向こうの世界は暑いよ。
こっちは極寒だから。
特に噂なんかには。
「ちょ、いい……」
「えっ?」
「う動かないでっ」
えっ、このまま?
だいぶ疲れる。
猫背の俺にはキツイ。
「えっ、どうしたの?」
なんとなく健の手元を見るとズボンを握っていた。
俺はこの教室で唯一の女子同士のペアを見た。
特に変わった様子はない。
何か、健は感じたんだろうね。
「あっ……ありがと…」
健は少し安心したように言った。
「大丈夫?」
「うん……」
一番端で良かったね。
保健室行くにも誰にもバレなそう。
まぁバレても俺がなんとかするけど。
言い訳の引き出しはいっぱいある。
けど、いざ聞かれると出てこない。
「あらなに?優ちゃん、夕里のこと好きなの?ウケる」
ウケるの好きだね。
「別に好きじゃないよ?」
「まぁ、普通ハイとは言わねぇわな」
なら聞かないでよ。
「健くん?」
健は前の女の子に視線で返す。
見れるんだ。
「大丈夫?超顔色悪いけど。ウケないわ」
ウケない時もあるんだ。
えっ、この子たちに心配されるってよっぽどじゃない?
「優ちゃん、ちゃんと見といてあげなさいよ?」
「えっ、はい。かしこまりました」
「ってか大丈夫?居る?」
「え?」
「健っ、健っ。大丈夫かな……マジ気をつけとけよ?」
「あぁ、はい。分かりました」
意外としっかりした子なのかな。
『居る?』
居るって何?
えっ、うそ。
「健?健っ」
「あっ、なに?」
あるか。
ビックリさせないでよ。
「行かない?」
「まだ来ねぇよ?あいつぁそういう奴」
担任ね。
「ウチも行こうか?」
「大丈夫……」
だからそう見えないのね。
無理に居ることないのに。
まぁ慣れたいっていう健の気持ちもあるんだろうけど。
でもこれじゃ慣れるどころか……
「健くん?」
「もう、大丈夫、だから……」
「マジで?」
健は小さく頷いた。
彼女はそれを確認して前、いや、夕里と愛生の方を見た。
俺も見た。
今日は、様子がおかしいあの二人を。
健は教室に居る。
愛生は何故か自信に満ち溢れてるというか。
いい事なんだけど……
なんか怖いよ。
俺は何も知らずに学校に来た。
健も何か知ってそうだし。
聞くにも何か言い出しづらいし。
もう、みんなどうしたのさ。
普通でいいじゃん。
大人しく、何も起きずに終わればそれで十分。
なのに。
何かとんでもない争いが始まりそうな予感。
気がするだけであってほしい。
「健?」
「あっ、優……」
「みんな何かあったの?」
「なん……だろうね……」
「大丈夫?保健室行く?もう十分じゃない?」
その時、なにか変な気が。
俺はその何かを感じた方を見た。
そして目に入ったのは愛生と楽しそうに話す夕里の姿。
けど、その笑顔もどこか不自然だった。
自然でいいじゃない。
普通に何も気にしないで、ゆっくりのんびり過ごそうよ。
「ゆう?」
「あ、健。大丈夫?行くなら俺も行くよ?」
「まだ……大丈夫…」
うーん。
そうは見えないんだよなぁ。
俺はとりあえずそっとしといてあげることにした。
俺はもう何も感じないために机に突っ伏した。
「寝ちゃえば〜?」
前から軽い女子の声。
俺は顔を上げ、その女子の顔を確認した。
誰?
名前も知らないかも。
「眠いなら寝んのが一番じゃ」
じゃ。
「眠いんじゃろ?」
先輩、お疲れ様です。
人生の大先輩。
「うぅ……」
もう周りの人は知らないし、廊下側の一番後ろとか
冬寒いし。
これから夏だから良いけど。
早く席替えしたい。
健も寒そう。
なんか、違う気がするけど。
「あぁ、優って言ったっけ?」
「あっ、はい…」
「優ちゃんでいい?」
女の子みたい。
よく呼ばれたけど。
「なんでも好きに呼んどくれ……」
「じゃあ優ちゃんね。優ちゃん知ってる?」
「はい、何をでしょう」
「今度、転校生だって」
転校生。
そんな噂はしょっちゅう流れてる。
正直、興味ない。
「知ってはいるかな」
「んでさぁ、その人が、マジ超美人らしいんだわ」
若いねぇ。
「へぇ〜」
「うん。ってだけ。ごめんね?」
「いやいや、全然」
「それさぁ、名前とか知ってんの?」
「分かんないけど、マジ、超美人らしいんだわ」
そこ、大事なんだ。
「いや、そこ聞いてねぇし。ウケる〜」
分かんない。
「健、大丈夫?」
「そのうち……慣れる……」
と良いんだけどね。
俺はきっと慣れない。
この温度差が。
向こうの世界は暑いよ。
こっちは極寒だから。
特に噂なんかには。
「ちょ、いい……」
「えっ?」
「う動かないでっ」
えっ、このまま?
だいぶ疲れる。
猫背の俺にはキツイ。
「えっ、どうしたの?」
なんとなく健の手元を見るとズボンを握っていた。
俺はこの教室で唯一の女子同士のペアを見た。
特に変わった様子はない。
何か、健は感じたんだろうね。
「あっ……ありがと…」
健は少し安心したように言った。
「大丈夫?」
「うん……」
一番端で良かったね。
保健室行くにも誰にもバレなそう。
まぁバレても俺がなんとかするけど。
言い訳の引き出しはいっぱいある。
けど、いざ聞かれると出てこない。
「あらなに?優ちゃん、夕里のこと好きなの?ウケる」
ウケるの好きだね。
「別に好きじゃないよ?」
「まぁ、普通ハイとは言わねぇわな」
なら聞かないでよ。
「健くん?」
健は前の女の子に視線で返す。
見れるんだ。
「大丈夫?超顔色悪いけど。ウケないわ」
ウケない時もあるんだ。
えっ、この子たちに心配されるってよっぽどじゃない?
「優ちゃん、ちゃんと見といてあげなさいよ?」
「えっ、はい。かしこまりました」
「ってか大丈夫?居る?」
「え?」
「健っ、健っ。大丈夫かな……マジ気をつけとけよ?」
「あぁ、はい。分かりました」
意外としっかりした子なのかな。
『居る?』
居るって何?
えっ、うそ。
「健?健っ」
「あっ、なに?」
あるか。
ビックリさせないでよ。
「行かない?」
「まだ来ねぇよ?あいつぁそういう奴」
担任ね。
「ウチも行こうか?」
「大丈夫……」
だからそう見えないのね。
無理に居ることないのに。
まぁ慣れたいっていう健の気持ちもあるんだろうけど。
でもこれじゃ慣れるどころか……
「健くん?」
「もう、大丈夫、だから……」
「マジで?」
健は小さく頷いた。
彼女はそれを確認して前、いや、夕里と愛生の方を見た。
俺も見た。
今日は、様子がおかしいあの二人を。
