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気紛れ毒虫になるまえに


昔から、正義感や規律を守る精神は強い方だった。
しかしその分打たれ弱く、酷く傷付きやすい。

だから、自分が傷付きそうになったなら、すぐにトモダチを、正義感を捨てて逃げ去ってしまう。

僕はそんな人だった。

いつからだろうか。
嫌われたくないから、という下らない理由で人に合わせて笑うようになった。

偽物の嫌悪感等、見抜かれてしまうということはわかっている。
けどやめられなかった。

ノリの悪いやつだと思われたら、僕は生きていける自信がない。


さて、今まで『下らない理由』だとか言ってきたが、僕にとっては酷く重要な理由なのだ。
『嫌われたくない』『独りになりたくない』それは僕にとって、心と脳に深く刺さった杭だった。
絶対にそれを犯してはいけない。そんな杭。

他の人から見たら、別にそんな、というほど下らない理由だと思う。
しかし、独りになる、ということほど怖いことはないのだ。
誰にも助けてもらえないなんて、哀しすぎる末路はたどりたくない。

誰かには、認められたい。
必要とされたい。


でも、自分では悪口にも何にも手を染めたくない。

回りにはびこる毒虫、悪口を言いふらすダメ脳内にはなりたくない。

サナギのままで、どうにか、こうにか...!!

<2016/07/27 08:35 翼 カラナ>消しゴム
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