登校日はあったけど、まだまだ夏休みは続いている。僕は宿題をこつこつするタイプなので、最後の方に慌てて徹夜することはない。だけど、僕の幼なじみは違った。
「こーせー!宿題教えてよ!」
椿は家に入った瞬間にそう告げた。毎年のことである。毎年この時期にやって来るのはわかっていた。
「ちょっとは計画性を持って夏休みを過ごしなよ………。」
こんな台詞、言っても無駄だ。毎年言っても聞きやしない。呆れつつも机の上に勉強道具を用意する。
「うっさいな~。もう慣れたでしょ?夏の恒例行事だと思えばへっちゃらでしょ?」
「まあね。」
「公生は頭がいいから助かるなぁ」
椿とは高校から別々になった。今までのように毎日会うことはないが、休日や長期休みにたまに会う。
「今日かをちゃんは?」
「かをりなら、友達に誘われたとか言ってカラオケに行ったよ。」
「へぇ~かをちゃんが?」
「かをり、高校で人気者なんだよ。んで、どこからするの?」
中途半端にノートを開いた椿に勉強を促した。
「あ、ここ!公生やって!」
「ダメ。勉強は自分でやらないと意味ないでしょ。」
「え~ケチ!」
「聞きあきた会話だよ。」
僕は椿に数学を教えた。
「こーせー!宿題教えてよ!」
椿は家に入った瞬間にそう告げた。毎年のことである。毎年この時期にやって来るのはわかっていた。
「ちょっとは計画性を持って夏休みを過ごしなよ………。」
こんな台詞、言っても無駄だ。毎年言っても聞きやしない。呆れつつも机の上に勉強道具を用意する。
「うっさいな~。もう慣れたでしょ?夏の恒例行事だと思えばへっちゃらでしょ?」
「まあね。」
「公生は頭がいいから助かるなぁ」
椿とは高校から別々になった。今までのように毎日会うことはないが、休日や長期休みにたまに会う。
「今日かをちゃんは?」
「かをりなら、友達に誘われたとか言ってカラオケに行ったよ。」
「へぇ~かをちゃんが?」
「かをり、高校で人気者なんだよ。んで、どこからするの?」
中途半端にノートを開いた椿に勉強を促した。
「あ、ここ!公生やって!」
「ダメ。勉強は自分でやらないと意味ないでしょ。」
「え~ケチ!」
「聞きあきた会話だよ。」
僕は椿に数学を教えた。
