秋なんてあっという間に過ぎ、季節は冬へと入った。
吹き抜ける風が冷たくて、首にまいたマフラーで口まですっぽり隠してしまう。
「ねぇ、なにもこんな寒い日にデートしなくても…………」
「何言ってんの!?今日何の日かわかってんの!?」
「クリスマス…………だけど」
「クリスマスはデートしなきゃ!」
彼女は朝から、寒がる僕を無理矢理起こし、外へと連れ出した。
そりゃ、僕もクリスマスデートは楽しみだったけど、こんなに寒いと、彼女が風を引いてしまう。
病気が治ったからといって、強くなったわけじゃない。
「ねぇ、風邪を引くって!」
「へっちゃらだよ!寒いさかったら、公生君に暖めてもらうし、風邪を引いたら看病してもらうし!」
彼女は楽しそうに僕の手を引き、あちこち連れてまわった。
いろんな所を回った後、僕らは家に帰ってきた。
冷えた体を暖めるため、交代で風呂に入る。
僕は充分暖まってから風呂を出た。
「公生君!ちょっとこっちきて?」
「??」
あがってすぐ、僕は呼ばれた。
声がしたのは僕の寝室。
「ちょ……なんで部屋……」
「いーから!」
部屋を除くと、彼女は僕のベッドに座って隣をポンポンと叩いていた。
誘われるままに座ると、彼女が抱きついてきた。
「え?ちょ……」
「クリスマスプレゼント!」
え?どこに…………
彼女は何も持っていない。
あ、もしかして頂戴ってことかな?
「もぉ~鈍いな、公生君。」
「??」
僕は困った顔をした。
彼女はなにが言いたいのだろう。
そう思っていた時。
「プレゼントは……わ、た、し!」
「・・・・えぇぇぇっ!?」
僕は驚いた。驚いたとしか言いようがないくらい驚いた。
「いつまでも奥手なこーせー君には、私をプレゼントしますっ!」
にっこり微笑まれた。
えっと……本気?なのかな。
「な……え?ちょ…………」
いまいち状況が、把握出来ない僕は、どうすればいいかわからなくなった。
えっと…………許可が降りたってこと?
「えっと…………いいの?」
「…………もう!早くしろよ!男だろ!?」
顔が真っ赤な彼女は、僕から顔をそらした。
「据え膳食わぬは男の恥って言うでしょ!」
…………あ。
彼女の肩が震えていた。
僕に背を向けているが、もしかしたら泣いているのかもしれない。
「本当にいいんだね?」
コクリ、と小さく頷く彼女。
僕は覚悟を決めた。
吹き抜ける風が冷たくて、首にまいたマフラーで口まですっぽり隠してしまう。
「ねぇ、なにもこんな寒い日にデートしなくても…………」
「何言ってんの!?今日何の日かわかってんの!?」
「クリスマス…………だけど」
「クリスマスはデートしなきゃ!」
彼女は朝から、寒がる僕を無理矢理起こし、外へと連れ出した。
そりゃ、僕もクリスマスデートは楽しみだったけど、こんなに寒いと、彼女が風を引いてしまう。
病気が治ったからといって、強くなったわけじゃない。
「ねぇ、風邪を引くって!」
「へっちゃらだよ!寒いさかったら、公生君に暖めてもらうし、風邪を引いたら看病してもらうし!」
彼女は楽しそうに僕の手を引き、あちこち連れてまわった。
いろんな所を回った後、僕らは家に帰ってきた。
冷えた体を暖めるため、交代で風呂に入る。
僕は充分暖まってから風呂を出た。
「公生君!ちょっとこっちきて?」
「??」
あがってすぐ、僕は呼ばれた。
声がしたのは僕の寝室。
「ちょ……なんで部屋……」
「いーから!」
部屋を除くと、彼女は僕のベッドに座って隣をポンポンと叩いていた。
誘われるままに座ると、彼女が抱きついてきた。
「え?ちょ……」
「クリスマスプレゼント!」
え?どこに…………
彼女は何も持っていない。
あ、もしかして頂戴ってことかな?
「もぉ~鈍いな、公生君。」
「??」
僕は困った顔をした。
彼女はなにが言いたいのだろう。
そう思っていた時。
「プレゼントは……わ、た、し!」
「・・・・えぇぇぇっ!?」
僕は驚いた。驚いたとしか言いようがないくらい驚いた。
「いつまでも奥手なこーせー君には、私をプレゼントしますっ!」
にっこり微笑まれた。
えっと……本気?なのかな。
「な……え?ちょ…………」
いまいち状況が、把握出来ない僕は、どうすればいいかわからなくなった。
えっと…………許可が降りたってこと?
「えっと…………いいの?」
「…………もう!早くしろよ!男だろ!?」
顔が真っ赤な彼女は、僕から顔をそらした。
「据え膳食わぬは男の恥って言うでしょ!」
…………あ。
彼女の肩が震えていた。
僕に背を向けているが、もしかしたら泣いているのかもしれない。
「本当にいいんだね?」
コクリ、と小さく頷く彼女。
僕は覚悟を決めた。
