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陰陽師少年と神様ショウジョ!!
- 神は人間界に落ちた -

作者 狂月

     
     陰陽師少年と神様ショウジョ!!




―昔……この日本大陸が出来たばかりの頃、「創成の神(イザナギ)」と「神産みの神(イザナミ)」が天界からこの地に降りて来ました。二人は兄妹であり、夫婦でした。イザナギは日本大陸に立つと、作物や人を生みました。イザナミは様々な神を産み、二人はこの日本を静かに見守っていました。………しかし、イザナミが「火の神(カグツチ)」を産んだところ、その火でイザナミは火傷を負い、死にました……イザナギは怒り、手に持っていた神器の槍でカグツチを倒しました。イザナミは黄泉の国へと送られ、それから何年も二人は会うことが出来ませんでした………でもイザナギはイザナミに会いたい気持ちを抑えきれず黄泉の国へ行きました。けれども、イザナミはとても醜い姿でイザナギと再会をします。それに恐れたイザナギは逃げました。天界に戻ったイザナギは自分が一人にならないように3人の神の子供を産みました。長女は「アマテラス」。次女に「ツクヨミ」。次男に「スサノオ」。アマテラスは太陽の力を司る神として昼の日本を照らしていました。ツクヨミは月の力を司る神として夜の日本を見守っていました。スサノオは日本の海を管理しました。そして現在までこの使命を続けていた3人でしたが、ある日突然、アマテラスの太陽の力が切れてしまい、天界から人間界の地上へと落ちてしまいました。そして、不思議な力を持つ少年と出会うのです………………

第1話「神落」

晴真「全く………どこもかしくもつまらないものか……」
俺の名は星野晴真。中三。平安時代から続く陰陽師の家系出身でよ。俺も10歳から陰陽師をやっている。親の跡継ぎ?確かにそうとも言えるが、俺には両親がいない。とある事件に巻き込まれて亡くなった………俺は両親が残してくれた家で二人の武神と住んでいる。この武神達も家に仕えているやつらだった。
茨木「だってしょうがないじゃん。ここ最近妖怪も出てないんだからさ。」
このふてくされたように言ってるのは茨木童子。鬼の少女の武神らしいが、パッと見ただけでは鬼と気づかないほど人間に近い。
出雲「霊符の生産が出来ました。晴真様。」
晴真「ああ、ありがとう。」
こいつの名は出雲。妖狐の少女の武神らしい。こちらは頭から狐の耳と尻に尻尾が付いているからすぐに妖狐だと分かる。ただ、極端に口数が少ないのが短所かな。家では家事全般そつなくこなすんだけどね。主に陰陽師の道具などは学校に行ってる時などにこいつが生産してくれる。
晴真「んじゃ、神社の掃除に行ってくる。」
俺は二日に一回ほど家から近い神社の掃除をする。あそこの神社はかなり古く、手入れをしないとすぐに汚れてしまう。
茨木「行ってらっしゃ~い。」
出雲「行ってらっしゃいませ。晴真様。」
二人に見送られ、俺は神社に向かった。

―神社―

晴真「ふぅ、これでしばらくは錆びたりもしないな。」
掃除が片付き、最後に神社の神に祈って帰ろうとした途端………
晴真「神よ、今夜もご光栄あれ……」
???「今、呼びましたー?」
驚き振り返ると、まるで巫女服のような着物を着た少女が立っている。誰もいなかったのに……何故?
晴真「お前は……?いつこの神社に入った?」
少女ははてなと首をかしげた。
???「え?私、天界から地上に落ちたんです。そしたらこの神社に……」
落ちた?天界って?何を言ってるの?
晴真「ちょっと待て。天界って何だよ!?落ちたってどういうこと?」
???「だから私は神なのです!神の暮らす天界からここに落ちたんです!」
神!?俺の目の前に立っているのは本物の神だと言うのか!?
晴真「神って?冗談言うなよ。なら神だって証拠は?」
本物の神ならなにか超能力みたいなのがあるはずだ。少女は俺に近づき、体に触れるか触れない距離で手を差し出した。
ポォン……
突然少女の手が緑色に光ったかと思うと、今朝擦りむいた膝の擦り傷が消えた。
晴真「すげぇ………お前本物の……」
少女は得意気な顔をすると自己紹介をし始めた。
???「だから言いましたよね?私は神だと。あっ、申し遅れましたが私、「天照」といいます!」 
天照って名前、どこかで聞いたことあるような………
晴真「俺は星野晴真。この場所で陰陽師をやっている。ところで、お前……家は?」
天照「家は天界なのですが……力を失ってしまった以上、しばらくは戻れないです……」
晴真「力って?」
天照「太陽の力です。私は太陽の力で昼の日本を照らしていたので。といってもそれは昔の話ですが。突然太陽の力が切れてここに落ちたわけです。」
太陽の力が切れてしまったというわけか。こりゃ戻るのに時間はかかるぞ……
晴真「なんなら俺の家に来いよ。力が戻るまで家にいればいい。」
天照「いいんですか!?じゃあお言葉に甘えて泊めさせていただきます!」
そうとなればテンション上がるやつか。俺苦手かも。とりあえず言ったことには泊めさせてあげないとね。

―家―

晴真「ただいま―」
茨木「おかえり~晴真様……」
出雲「おかえりなさいませ。晴真……様?」
二人とも天照が来たことに言葉を失っている。そりゃそうか。
茨木「そ……その子は?」
天照「あっ、私は神の天照っていいます!天界からここに落ちてしまったので泊めさせていただこうと……」
出雲「お言葉を返すようですが、いくら神とはいえ、見ず知らずの女性を家に泊めるというのですか?」
まぁ確かに俺も会ったばっかで何も分からないけど家に泊めるくらいいいじゃないか。
晴真「だってこいつ、家が天界にあるっていうから戻れないんだってさ。だから可哀想だし、家にいたほうが安心だろうから。」
出雲「分かりました。そこまで言うのなら泊めましょう。ただし、晴真様に何かしたら言語道断、出てってもらいます。」
茨木「固いよ出雲!!新しい家族増えたみたいだよ。よろしく天照ちゃん!」
とりあえず二人からも許可が出た。後は寝る場所だけ。
晴真「寝る場所だが、1階の畳の部屋で寝てくれ。二人もそこで寝るが、一人分のスペースがある。布団は自分で出してくれ。風呂も1階にある。」
天照「わっかりましたー!」
こうして、俺の新たな陰陽師生活が始まるのだった……
to be continue………

次回予告

天照が晴真の学校に!?
天照「始めまして!転校生の「天野照美」です!」
晴真「あいつよりにもよって学校に入ってくるなんてよ………!」

妖怪退治にも同行!?
天照「その霊符で妖怪を退治するんですね♪」
晴真「危険だから口を閉じてろ。」


晴真「清刀投陣!急急如律令!!」

次回「異界」

記念すべき第1話!ついに本格配信です!次回から晴真の妖怪退治が開始!天照も学校に入る!?第2話をお楽しみに!
<2016/08/03 23:38 狂月>消しゴム
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