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また明日。
- 四つ葉のクローバー、約束。 -

・プロローグ・

暖かい風が、私の首筋をかすった。
「葉鳥!」
私は前にいる男の子の背中を目指して走った。
「結佳・・」
男の子は私の声に気づき、ゆっくりと後ろを振り向く。
「何してるの?」
私が聞くと、男の子はにっこりと笑って私の前に手を差し出した。
「なぁに?」
私が訳のわからないまま男の子の手に自分の手を重ねると、男の子は私の手をぎゅっと握って走り出した。
「え?葉鳥?」
男の子が連れてきたのは、病院の裏の小さな花畑。
「わぁ・・・」
「ここに、結佳をつれてきたかったんだ。」
男の子は優しい笑みを浮かべた。
私は花畑にしゃがみ込み、花を摘んだ。
「見て!四つ葉のクローバー。」
男の子は、緑の葉を私に見せた。しっかりと、葉が4枚くっついている。
「葉鳥いいなぁ。・・よし!私も四つ葉見つける!」
私はそう言って夢中でクローバーを探し出した。
「四つ葉は願い事が叶うんだよ。」
「へぇ!」
「結佳は、何をお願いするの?」
男の子に聞かれ、私はくるりと男の子の方を向いて言った。
「葉鳥と、ずっと一緒にいられますように!」
男の子も、にっこりと微笑んだ。
「・・・俺も、結佳もずっと、一緒にいられますように。」
ふたつのクローバーは、月明かりに照らされながら、キラキラと輝いている。

ayakaです!
クローバーとセットでお馴染みの、シロツメクサ。
花言葉は「幸せ」と「復讐」。
これからの葉鳥(はとり)と結佳(ゆか)の生活をご覧ください。
<2016/05/31 12:42 ayaka>消しゴム
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