宮河くんとはかなり話すようになった。
今じゃお互いの家に行く事もある。
私が友達を呼ぶなんて一度もなかった。
友達と呼べる友達ができたのも、初めてだった。
そんな時、6年生の私達を引き裂くような出来事が。
「杏梨」
「はい」
「今度は……どこだったか?」
娘呼んどいて。
覚えとけよ。
「ハワイの方へ」
母親が答える。
ハワイとか。
もう結構行きませんでした?
「という事だ」
「はい。分かりました」
何故家族に敬語?
このストレス、半端ない。
「帰って来るのはいつになるか分からない」
「はい……」
なんで親のためにこの私まで行かなきゃいけないのかね。
宮河くんと、もっと話したい事もあるのに。
「まぁそういう事だ」
どういう事だよ。
「はい。失礼します」
私はなるべく音を立てずにその部屋を出た。
なるべく音を立てずに階段を上り、ベッドに飛び込む。
そうしたら、勝手に涙が出てきた。
決して耐えてたわけでも辛いわけでもない。
『帰って来るのはいつになるか分からない』
もう、もう二度と会えないかもしれないの?
宮河くんと?
やっと、やっとお互いの緊張も解けてきた頃。
あの宮河くんが私と話をしてくれるようになったのに。
明日は私がここ、日本を旅立つ日。
大切な、最高の友達、宮河健を置いて。
「宮河……くん…」
『いつになるか分からない』
父親の言葉が頭で繰り返される。
「やだ……うっ……」
私はなるべく声を漏らさずに泣いた。
誰か入ってくるからね。
あまり騒ぐと。
宮河くん、ごめんね。
明日が、最後……
今じゃお互いの家に行く事もある。
私が友達を呼ぶなんて一度もなかった。
友達と呼べる友達ができたのも、初めてだった。
そんな時、6年生の私達を引き裂くような出来事が。
「杏梨」
「はい」
「今度は……どこだったか?」
娘呼んどいて。
覚えとけよ。
「ハワイの方へ」
母親が答える。
ハワイとか。
もう結構行きませんでした?
「という事だ」
「はい。分かりました」
何故家族に敬語?
このストレス、半端ない。
「帰って来るのはいつになるか分からない」
「はい……」
なんで親のためにこの私まで行かなきゃいけないのかね。
宮河くんと、もっと話したい事もあるのに。
「まぁそういう事だ」
どういう事だよ。
「はい。失礼します」
私はなるべく音を立てずにその部屋を出た。
なるべく音を立てずに階段を上り、ベッドに飛び込む。
そうしたら、勝手に涙が出てきた。
決して耐えてたわけでも辛いわけでもない。
『帰って来るのはいつになるか分からない』
もう、もう二度と会えないかもしれないの?
宮河くんと?
やっと、やっとお互いの緊張も解けてきた頃。
あの宮河くんが私と話をしてくれるようになったのに。
明日は私がここ、日本を旅立つ日。
大切な、最高の友達、宮河健を置いて。
「宮河……くん…」
『いつになるか分からない』
父親の言葉が頭で繰り返される。
「やだ……うっ……」
私はなるべく声を漏らさずに泣いた。
誰か入ってくるからね。
あまり騒ぐと。
宮河くん、ごめんね。
明日が、最後……
