午後4時ちょうど。僕はある病院の前に立っていた。
-東京逓信病院(ていしん病院)-
ここは優希が入院している病院だ。中に入ると受付に若い女の看護婦さんが座っていた。
「あのー、今日退院予定の後藤優希の知り合いなんですが‥」
看護婦さんは患者カルテを見て、
「あ、後藤優希さんですね。わかりました。202号室です」
僕はすぐに病室に向かった。なんだか心臓がドキドキしてきた。会うのはあの事故以来だ。
「202‥。ここだな、よし!」
ふーっと長いため息をはき、ドアを開けた。そこには懐かしいメンバーがそろっていた。
「あ!瞬じゃん、お先ー」
と言って笑っていたのは聖一郎だった。その横には2人の女の子がいた。
「瞬おひさー」
「あ、うん。玲音久しぶり」
女の子の1人目は中山玲音。髪が長くて肌は白い。同じ中学で玲音はソフテニをしていた。カナダで小学校の先生をしている。書道をしていたから字がきれい。小学生の時から海外で仕事をしたっかったらしく、英語はとてもうまかった。まー、英語だけな。英語だけ。
「おー、大村じゃん」
もう1人の女の子は大石若葉。ショートカットで玲音と同様肌は白い。僕とは中学で知り合ったが、玲音とは同じ小学校だったみたいだ。若葉は優希と同じ吹奏楽部で、1番仲が良かった。アニメオタクでよく話をした。東京嗎種やハイキュー、進撃の巨人など色々。あ、僕はオタクジじゃ‥ないからね!?
まさかこのメンバーでまた会えるなんて、そろうなんて思ってもいなかった。皆、優希のために来てくれた。なんて優希は幸せものなんだ‥。でも優希はもう僕たちのことなんて記憶に無いのだろう。ちょっとだけ心が痛んだ。
ベットに寝ている優希は医師によるともうすぐ目が覚めるはずだと言っている。なんだか皆少し表情がかたいのは気のせいだろうか。いつもはふざけている聖一郎だって静かだ。ああ、そういえば聖一郎の苗字‥知らないよね?今教えとこうか。大場だよ。‥食用の草じゃないからね。前に聖一郎のこと色々教えたけど、まだあるんだ。聖一郎は9人きょうだいなんだ。すごいだろ?あと、お母さんが前に水泳でオリンピックに出たんだって。本当‥聖一郎はすごい。
病室が静まり返っている中、ついにその時はきた。
「優希!」
僕は思わず大きな声をあげて優希の手を握りしめていた。キョトンと僕を見ている優希を見て、なんか記憶を失っているなんて思わなかった。もしかしたら記憶は失って無いのかとさえ思った。
でも、
神様はしっかりと記憶を消して下さっていた。
「君、だあれ?」
-東京逓信病院(ていしん病院)-
ここは優希が入院している病院だ。中に入ると受付に若い女の看護婦さんが座っていた。
「あのー、今日退院予定の後藤優希の知り合いなんですが‥」
看護婦さんは患者カルテを見て、
「あ、後藤優希さんですね。わかりました。202号室です」
僕はすぐに病室に向かった。なんだか心臓がドキドキしてきた。会うのはあの事故以来だ。
「202‥。ここだな、よし!」
ふーっと長いため息をはき、ドアを開けた。そこには懐かしいメンバーがそろっていた。
「あ!瞬じゃん、お先ー」
と言って笑っていたのは聖一郎だった。その横には2人の女の子がいた。
「瞬おひさー」
「あ、うん。玲音久しぶり」
女の子の1人目は中山玲音。髪が長くて肌は白い。同じ中学で玲音はソフテニをしていた。カナダで小学校の先生をしている。書道をしていたから字がきれい。小学生の時から海外で仕事をしたっかったらしく、英語はとてもうまかった。まー、英語だけな。英語だけ。
「おー、大村じゃん」
もう1人の女の子は大石若葉。ショートカットで玲音と同様肌は白い。僕とは中学で知り合ったが、玲音とは同じ小学校だったみたいだ。若葉は優希と同じ吹奏楽部で、1番仲が良かった。アニメオタクでよく話をした。東京嗎種やハイキュー、進撃の巨人など色々。あ、僕はオタクジじゃ‥ないからね!?
まさかこのメンバーでまた会えるなんて、そろうなんて思ってもいなかった。皆、優希のために来てくれた。なんて優希は幸せものなんだ‥。でも優希はもう僕たちのことなんて記憶に無いのだろう。ちょっとだけ心が痛んだ。
ベットに寝ている優希は医師によるともうすぐ目が覚めるはずだと言っている。なんだか皆少し表情がかたいのは気のせいだろうか。いつもはふざけている聖一郎だって静かだ。ああ、そういえば聖一郎の苗字‥知らないよね?今教えとこうか。大場だよ。‥食用の草じゃないからね。前に聖一郎のこと色々教えたけど、まだあるんだ。聖一郎は9人きょうだいなんだ。すごいだろ?あと、お母さんが前に水泳でオリンピックに出たんだって。本当‥聖一郎はすごい。
病室が静まり返っている中、ついにその時はきた。
「優希!」
僕は思わず大きな声をあげて優希の手を握りしめていた。キョトンと僕を見ている優希を見て、なんか記憶を失っているなんて思わなかった。もしかしたら記憶は失って無いのかとさえ思った。
でも、
神様はしっかりと記憶を消して下さっていた。
「君、だあれ?」
