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世界から赤が消えた
- ー赤ー -

何げない日々。

当たり前に続くと思っていた日常。

それは、いとも簡単に崩れ去った。



「あ、起きたの?カラ松。」

「......あぁ、チョロ松。おはよう。」

綺麗な青空。
俺、松野カラ松は、六人色違いの青いパーカーに腕を通す。
寝ぼけたままの目で辺りを見わした。

「......あれ?珍しいな。おそ松はもう出かけたのか?」

近くでスマホをいじっていたトッティに声をかける。

ひとつ、いつもと違っていたのは、いつも俺より遅く起きてくるおそ松がいないことだ。

多分、うん、とか言う答えが返ってくるのだろう。

俺は勝手にそう思っていた。



だが、返ってきた答えは、想像していたものとはほど遠いものだった。



「......何言ってんの?カラ松兄さん...。おそ松って誰?」





「......は......?何を...言ってる、んだ...?」






おいおいブラザー。

いくら何でもそれはないだろう?

仮にもあいつは兄貴なんだぞ?



「おーい、トド松、カラ松ー。朝ご飯、もーできてるぞ?」

襖がガラリと開き、チョロ松が顔を覗かせる。

「あっ、チョロ松兄さん、ねーカラ松兄さんがいきなり変なこと言い出したんだけど。おそ松って人がどーとかって。」

「おそ松......?誰?僕はそんな人、知らないけど。」

......えっ...?

冗談...じゃあ、ない...?



トド松だけならまだしも、チョロ松まで......。







<2016/08/06 18:05 ラジカル>消しゴム
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