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世界から赤が消えた
- ー赤ー -

一松に気付かれないようにそっと部屋を出る。

押し入れから、埃の被った古いアルバムを取り出した。
でも、そこには......、



「......何で......何で......っ!」



おそ松がいた頃に見たときは、ちゃんと六人で写ってたはずなのに......。



「___......ねぇ、クソ松。」



「...へっ?」

突然、後ろから声をかけられて、ビクッと肩を震わす。

後ろを振り返ると、そこには一松がいた。



「あ......、一ま「ちょっと黙って。」

え......??



...ぽすん。

一松はごく自然な動きで俺の後ろに周り、ゆっくりと俺にもたれかかった。



「あんたさ...、弟の前だからって無理して笑わなくていいから。...昔からあんた、...俺らの前では泣かないよな。」

___っ!

ばれていたのか......。





俺は昔から、弟達の前では出来るだけ泣かないようにしていた。

でも、おそ松の、アイツの前では、どんなに我慢してても泣いてしまう。

『カラ松ぅ、弟達の前で泣けなくても、俺の前では泣いてもいいんだぜ?俺はお前達の



兄ちゃんだからさ。』



そう言っておそ松は、照れくさそうに笑ってた。



















<2016/08/06 22:26 ラジカル>消しゴム
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