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世界から赤が消えた
- ー赤ー -

「......、俺の...俺の前では泣いてもいいんだぜ?」

「......え...」

一瞬、一松の姿がおそ松と重なった。

何が起きたか分からなくて、呆然としていると、

「......あ...」



俺の頬に一筋、温かい物がこぼれ落ちた。
それは何度も何度も、溢れてくる。

「......っ!う...。」



背中から、温もりが伝わってくる。

一松の不器用な優しさ。

___正直、驚いてるんだ。



「ふ.........、ぐすつ...は......。」



「あんたが泣き止んだら、......おそ松?って人、一緒に探してあげる...。」

「ほん...とうか......?」

涙でぐちゃぐちゃの顔で勢いよく振り返る。

一松は一瞬固まったあと、ふ...と笑いながらパーカーの袖で俺の顔を拭った。

「うん、兄さんたちも呼んで来るね。」


「...!あ、あぁ。」







「......つまり、お前が言うには、僕たちにはもう一人兄さんがいる。ってことだよね?」

「......あぁ。...すまないブラザー。こんなことに巻き込んでしまって......」

一松がみんなを呼んでくれ、俺達は今一階に集まっている。

「いいよいいよ。僕たち、いっつもカラ松に助けてもらってるし。それに...カラ松が嘘ついてるようには見えないしね。」







<2016/08/07 08:31 ラジカル>消しゴム
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