「えーと。1の5の皆さんは、次の時間が体育だったので、教室を移動した。その際鍵をちゃんとかけてたのよね」
「はい」
1の5の教室に行くと、すでに全員集まっていた。割れた窓ガラスはまだ片付けられていない。これは生徒会長である冬華の命令である。
幸か不幸か冬華は学園内で事件が起こると探偵の真似事をするクセがある。冬華は事件が解決するまで一切どの授業にも出ないのだから止めて欲しいのだが。怒られるのはわたしなんだぞ!!でも必ず解決するんだよね。それもいつの間にか。
「そして、あなたたちは大きな音が聞こえたのでこの教室の中を覗いてみたら窓ガラスが割れていたと」
「は、はい」
「ふーむ。・・・大きな音がしたのよね。他に聞いた人はいないの?」
「多分。居ないと・・・」
冬華の言う第一発見者の男子生徒は頷いた。
「まぁね。あなたたちのクラスはこの教室から1番離れているしね。他のクラスは見事に教室移動が必要な授業だったし」
とすると犯人は?
第一発見者?
「まだわからないわよ」
まるでわたしの心を読んだように冬華は言った。
「あなたたちが犯人だとしても、鍵がかかってたんだもの、ね?」
「俺らじゃない!!」
慌てて否定する男子生徒たち。
「わかってるわよ〜」
遊んでないか?
わたしは自分も疑っていたことを棚に上げ、名も知らぬ男子生徒たちに同情する。
「どうやって犯人は窓ガラスを割ったの?」
わからないだろうなと思いつつわたしは冬華に聞く。
「さぁね。石ころでも投げて割ったのかもね」
「石ころ?」
「そ。どっかの隙間から校庭に向けて投げるの」
「本気で言ってる?」
「冗談」
真顔で冬華は言った。良かった。とうとうバカになったのかと思った。
「それに」冬華は続けて言った。
「これだとおかしいのよね。窓ガラスの割れ方が」
「割れ方?・・・あ。」
窓ガラスの破片は、教室に向かって割れている。もし冗談だとしても冬華の方法で割ったのだとしたら、破片は教室にあるはずがないのだ。
「はい」
1の5の教室に行くと、すでに全員集まっていた。割れた窓ガラスはまだ片付けられていない。これは生徒会長である冬華の命令である。
幸か不幸か冬華は学園内で事件が起こると探偵の真似事をするクセがある。冬華は事件が解決するまで一切どの授業にも出ないのだから止めて欲しいのだが。怒られるのはわたしなんだぞ!!でも必ず解決するんだよね。それもいつの間にか。
「そして、あなたたちは大きな音が聞こえたのでこの教室の中を覗いてみたら窓ガラスが割れていたと」
「は、はい」
「ふーむ。・・・大きな音がしたのよね。他に聞いた人はいないの?」
「多分。居ないと・・・」
冬華の言う第一発見者の男子生徒は頷いた。
「まぁね。あなたたちのクラスはこの教室から1番離れているしね。他のクラスは見事に教室移動が必要な授業だったし」
とすると犯人は?
第一発見者?
「まだわからないわよ」
まるでわたしの心を読んだように冬華は言った。
「あなたたちが犯人だとしても、鍵がかかってたんだもの、ね?」
「俺らじゃない!!」
慌てて否定する男子生徒たち。
「わかってるわよ〜」
遊んでないか?
わたしは自分も疑っていたことを棚に上げ、名も知らぬ男子生徒たちに同情する。
「どうやって犯人は窓ガラスを割ったの?」
わからないだろうなと思いつつわたしは冬華に聞く。
「さぁね。石ころでも投げて割ったのかもね」
「石ころ?」
「そ。どっかの隙間から校庭に向けて投げるの」
「本気で言ってる?」
「冗談」
真顔で冬華は言った。良かった。とうとうバカになったのかと思った。
「それに」冬華は続けて言った。
「これだとおかしいのよね。窓ガラスの割れ方が」
「割れ方?・・・あ。」
窓ガラスの破片は、教室に向かって割れている。もし冗談だとしても冬華の方法で割ったのだとしたら、破片は教室にあるはずがないのだ。
