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とある学園の生徒会事情


「じゃあ犯人は教室側から投げたってこと?」
「ベランダに破片が残っているから、そういうことになるわね」
「ふぅん」
わたしは頷いた。
「そういやまだ現場検証してなかったわね」
「え?もうしたじゃん」
現場検証もなにも窓ガラスはベランダにあるということはもうわかっている。
「なにを言っているのかりん。どうやって犯人が窓ガラスを割ったのかわかっていないじゃないの」
「あぁ、そっか」
「今話してたばっかりじゃないの」
そうですね。わたしももう歳かなぁ。
「あ」
冬華は早速なにか見つけたようだ。教室の後ろ側のドアの前にしゃがんで、わたしに向かって手招きをしてくる。
「見てみてかりん。絵の具がこすれてる」
「それが?」
確かに赤い色の絵の具がこすれてるけど。それが窓ガラスが割れたことと関係があるようには思えない。
「あのね、かりん。この絵の具、ドアにもついてるんだよ」
「え?ほんとだ」
ドアの端っこの方が赤くなっている。でも
「なんで?」
このクラスのドアはスライド式。普通に開閉すると、こんなところに絵の具なんてつくはずはない。
「このクラスが体育の授業をしていたとき、教室で美術の授業をしていたクラスは・・・」
第一発見者の男子生徒のクラス?

<2016/08/19 20:43 むぎわら>消しゴム
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