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砕かれる童話集
- 赤ずきんちゃん ♪プロローグ♪ -

お母様「赤ずきん~、いるなら返事をしなさーい!」

赤ずきん「はい、居ます。お母様。」

お母様「えっとな、頼まれてた上着、買っておいたわよ。あんたの頭巾、すっかり血だらけになっちゃったからね」

赤ずきん「暖かそうですわね。しかも色はあか茶。流石お母様ですね。私の好みを分かってくださっておりますわ」

お母様「うふふニヤニヤ」「あ、そいえばさァ、お父さんのことどうなってるの?」

赤ずきん「…わかっていらしたのですか?」

お母様「私は貴女の母親よ。貴女のすべてを知っているわ」

赤ずきん「そうですわよね‥‥ニコッ」

お母様「着てみてちょうだい。似合っているか見たいわ」

赤ずきん「はぁい」

(ガサゴソガサゴソ)
赤ずきん「どうでございましょう?」

お母様「フードを被ってみて」

赤ずきん「畏まりました」

(ガサカサ)
赤ずきん「じゃんっドヤッ」

お母様「いい感じ!」

赤ずきん「似合いますでしょうか?」

お母様「ええ、素敵よ」

赤ずきん「嬉しいお言葉、ありがとうございます」

お母様「ぁぁ、その服で殺人鬼に化すのをはやく、見たいわぁ‥‥」

赤ずきん「今すぐにでも見たいですか?」

お母様「ええ」

赤ずきん「畏まりました。ではお母様、お目目をおつぶりください。」

お母様「楽しみだわ」

赤ずきん「いきますよ」

お母様「え?どこに??」

ズサッ

お母様「ウッ、、、赤ずきん?」

赤ずきん「なあにぃ?」

お母様「‥‥はっ?、殺人鬼!??」

赤ずきん「はあーい、ご要望どーり殺したよぉー」

お母様「おまえ、母親に何を___」

お母様「ぐ、あ‥‥‥」

赤ずきん「ウぜえんだよ、ババア。失せろ」「私のすべてを奪って、何かしたいわけ?」

お母様「赤ずきん‥‥‥」

赤ずきん「死ね!」

ズシャッ





赤ずきんの新品の上着は、お母様の血で真っ赤になりました。
どす黒い血で赤茶の上着は無惨に汚れてしまいました。

赤ずきんちゃんの灰色の瞳が、お母様の心臓に刺された愛用のナイフを見つめていました。

本来は輝いていたはずの人生は、全てお母様が粉々に砕きました。
だから赤ずきんちゃんは、お母様の人生を閉じさせました。

幼い赤ずきんちゃんはお母様に人を殺すことを教わりました。
理由は‥‥読んでいけばいずれわかることでしょう。
とにかく赤ずきんちゃんは、今日を最後に殺人鬼になりました。

永遠に赤ずきんちゃんは殺人鬼です。


訳もなく人を無差別に殺していきます。




クリーム色の美しい髪を、お母様の血で染まった上着で隠しながら‥‥。



[赤ずきんちゃんEND]


赤ずきんちゃんENDです。
どうでしたか?
このように短編です。

謎は読んでいけばきっと、霧のように晴れるでしょう
<2016/08/10 22:57 栗原小雪>消しゴム
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