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砕かれる童話集
- 人魚姫♪第一章♪ -


人間の世界に見事潜り込んだ私は、森のそばの洞窟で日々を過ごしていた。

人魚姫「ふふ。やっと手に入れたわ。この矛、高かったんだからね!」

人魚姫はある日、少女に出会った。茶毛のロングヘアーの髪に可愛らしいちょこんとした、みみがある娘だ。いや、狼娘だ。

狼娘「ふうーん。でもそんなん買わなくても人は殺せるんじゃない?」

人魚姫「私は矛が好きなの」

狼娘「何でなんで?」

人魚姫「人魚の世界ではね、私は矛の天才と呼ばれたほど凄かったんだから」

狼娘「じゃあおうちにあるの?矛??」

人魚姫「ええ」

狼娘「なら持ってくればよかったじゃないのさあー」

人魚姫「今は人間の姿だから海で息が出来ないの」

狼娘「ふうーん」

狼娘は退屈そうにはなをならす。可愛らしい仕草に少し、癒されるわあ…

狼娘「お腹空いた」

人魚姫「昨日捕まえた魚あるじゃないの?」

狼娘「肉食いたい」

人魚姫「人間の?」

狼娘「うん」

人魚姫「今捕まえにいきたいの?」

狼娘「ウンウン」

人魚姫「えー、真夜中まで待てない?」

狼娘「待てない」

人魚姫「私も真夜中まで我慢するからさっ」

狼娘「なら魚全部ちょうだい」

人魚姫「いいわよ。じゃあ真夜中まで人間はおわずけね?」

狼娘「うん」

<2016/08/12 20:54 栗原小雪>消しゴム
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