人間の世界に見事潜り込んだ私は、森のそばの洞窟で日々を過ごしていた。
人魚姫「ふふ。やっと手に入れたわ。この矛、高かったんだからね!」
人魚姫はある日、少女に出会った。茶毛のロングヘアーの髪に可愛らしいちょこんとした、みみがある娘だ。いや、狼娘だ。
狼娘「ふうーん。でもそんなん買わなくても人は殺せるんじゃない?」
人魚姫「私は矛が好きなの」
狼娘「何でなんで?」
人魚姫「人魚の世界ではね、私は矛の天才と呼ばれたほど凄かったんだから」
狼娘「じゃあおうちにあるの?矛??」
人魚姫「ええ」
狼娘「なら持ってくればよかったじゃないのさあー」
人魚姫「今は人間の姿だから海で息が出来ないの」
狼娘「ふうーん」
狼娘は退屈そうにはなをならす。可愛らしい仕草に少し、癒されるわあ…
狼娘「お腹空いた」
人魚姫「昨日捕まえた魚あるじゃないの?」
狼娘「肉食いたい」
人魚姫「人間の?」
狼娘「うん」
人魚姫「今捕まえにいきたいの?」
狼娘「ウンウン」
人魚姫「えー、真夜中まで待てない?」
狼娘「待てない」
人魚姫「私も真夜中まで我慢するからさっ」
狼娘「なら魚全部ちょうだい」
人魚姫「いいわよ。じゃあ真夜中まで人間はおわずけね?」
狼娘「うん」
