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雨も想いも突然に
- 高嶺の花4 -

「何?」
「…………ダメだったら言ってくださいね?」
ん??
「…おう。」
「恋愛がしてみたいなーー、なんて。」
………え。
一瞬頭の中が白くなった。
そして、急に現実に戻る。
「はぁ!?先輩の俺とぉ!?」
思わず大きな声が出た。
「す、すいませんっ!!怒るのだけはぁっ!」
いや、怒るというか…驚きなんだけど!!
訳がわからない。
この短時間でこの子役の頭では何が起きた。
「じょーだんは、もっと分かりやすく言おうか?」
「……ダメですか??」
上目使いで見られる。
女子ってすげえ………。
上目使いだけで、なんでこんなに印象が変わるんだ。
思わず、テンパる。
「ダメっていうか………。」
今、心臓があり得ないくらい活発に動いている。
演技なのか……?演技だよな。
次のドラマの練習だよなぁ!?
そう信じたい。
あー、ダメだ、冷静になれ。
これは、非日常すぎる。
きっと夢なんだ。
………だったら、付き合ってもいっか。
いや、現実だから。
深呼吸をした。
「……会って何時間か計算しろ。」
すると、指をおって計算をし始める。
「2時間とか…?」
そう。たった!2時間!!
「いいか?たったこれくらい過ごしただけでそんな、軽率な行動をとるな。」
「いや……でもっ!」
でも、なんだよ。
「はじめてなんです!!子役とか芸能人以外で男子と話すの!ドキドキするのって、恋しゃないんですかっ!?」
天然かっ!
いや、天然だけど!!
「じゃあ、こういうことしてもいいんだな?」
脅すように、肩を押した。
支えがなかった体はすぐに後ろへ倒れた。
そして、頭の横に手をつく。
……はぁ……軽く震えてんじゃねーか。
「こういうことにもなるんだぞ?分かってるのか?」
少し、脅しをかけたところで
手を引っ張り、起こす。
「先輩……。」
「脅して悪かった。」
少し涙目だ。やり過ぎた。
「先輩……。」
「何だ?」
「怖かったです。でも、冗談抜きで…恋、したかもしれません……。」
「懲りろよ…。」
思わず、ため息が出る。
「分かった。次、ジャージを返しに来るときまでに、よく考えろ。俺しか知らないから、そう思うだけかもしれないんだぞ。いいか?」
君はうなずいた。
「よし。」
頭をに手をおいた。
「今日は、帰れ。」
なんか、もう、あの超人気子役に見えねー。
普通に後輩に見える。
しかも、可愛い後輩。
やばいな。さっきの上目使いにおちた。
あんなに化けるもんだとは…。
だって、考えてもみろ。
俺のジャージをきた女子が上目使いで
告白だぞ?
子役じゃなくても、おちたよ、あれは。
………でも。あっちに気があったとしても……簡単な、その場の気持ちだけで付き合ってはいけない。
そう、思った。
どうせ、付き合うならちゃんと
付き合い始めたいんだ。
几帳面な性格だな……と、改めて実感する。
落ち着くために深呼吸をした。
とりあえず、玄関まで送る。
「じゃーな。」
「はい。ありがとうございました!」
頭を下げた君は、走って帰った。
雨はすっかり上がっている。
キラキラ水滴が反射する世界に後ろ姿の少女が一人。
紅く空を染める夕日もきれいだった。
とっても、絵になる。
その空気を思いっきり吸った。
そしてゆっくり、吐く。
「……次会って、告白してきたときは
受け止めてやる。」
小声で、走っている背中に言って
ドアを閉めた。

当初の予定とはなんか……
ストーリー大分違うんですけど!?
ま、いっか。

ここまで、読んでくれた方
本当に感謝です!
急展開に、変な文章………
読み手の創造力に任せましたっ!
すいませんっ!

<2016/08/12 22:45 桃たぬき>消しゴム
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