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小さな命と風船物語。
- #1 -

「ねぇ、ゆめの!!」
「何?」
「もし、うちが死んだとしても
いい彼氏見つけてよねっ?笑」

「お姉ちゃんにゆわれなくとも…
つくってやるわぃ!!!笑」

「じゃあ約束!!」
「しょうがないなぁ…笑」

ーー「まぁうちは死なないけどね笑」
「何それ~笑」

「いってきまぁす」
「あれ?お姉ちゃん、部活?
いってらー」

その会話が最後だっただろうか。
その日、あとで確認したら部活なんて
なかった。

ーーあそこでとめていれば。
お姉ちゃんは助かったかな。

時々そんなことを思う。

たった一年前のこと。
お姉ちゃんは、殺された。


目撃者が二人、同じ証言を
していたらしく。

お姉ちゃんは殺害されたと
考えられた。
犯人は逃走中らしい。怖いよね。

でも、おかしいんだよね。
お姉ちゃんの遺体、見つかってないの。

痕跡とか残ってないし。
血のあととかそうゆうのも一切
見当たらない。

でも、目撃情報のあった付近の
電柱にお姉ちゃんの指紋が
ついていたらしい。

だから間違いないということになった。



お姉ちゃん。
届いているかわからないけど。

私、いい彼氏みつけたからね!
とっても優しくて、
面白くて、
カッコいい彼氏だよ!!


お姉ちゃんも付き合ってた人は
いたらしいけど。

確か年上だったとか。
紹介されてないんだけどね…笑


一応、私の彼氏も二つ先輩。

モテる人なんだけど
先輩から告白してきたから…
付き合ってるんだよね。


悪く思ってなかったし。
結構好き…だったしね。




そんなことを考えながら私、
霧月 夢望は屋上でボーッと
しています。


ちなみにお姉ちゃんの名前は
霧月 彩。優しいお姉ちゃんでした。


ユラユラユラ…

「ん?」

ふ、風船…?
なんでこんな所に・・・?


私に吸い込まれるようにピタッと
私の前でとまる。

「な、何これ……」

メッセージカード?つきだった。

少し気味が悪いけど、読まずには
いられなかった。



彼氏と別れなさい。


「な、なんなの!!この手紙!」

声にでるほどイラついた。

手紙をグシャグシャにして
屋上からおとしてやった。


あり得ないもん…
せっかくの彼氏と別れなさいって…

誰が仕掛けたことなのよ!
許せない・・・!!



私がイラついていると
風船がパンッと割れた。

「な、なによ…うるさいな…」




「ゆーっめの?」
「先輩…!!」
顔を笑顔に直して、先輩に向き直った。

「屋上なんかで
どうしたの??」
「いえ…少し考え事を……」


この人が私の彼氏。
相沢 葵 先輩。


「タメ口でいいのに。笑」
「そっ、そんなことはっ
死んでも出来ませんっ!」

顔の前で手を横にふる。
「可愛いんだから…笑」
頭をポンポンされる。

カァァァ……。

「ねぇ、
考え事ってお姉ちゃんのこと?」
「はぃ…」

「俺もわかるよ。その気持ち。
 俺の妹も亡くなってるから。」

「ーーーーそうだったんですか!?」

「君のお姉ちゃんと同い年だと
思うんだけど…」

「でもこの学校じゃ
ありませんよね?」

「うん。君のお姉さんと
おなじバレエ教室に通ってたから
仲は良かったと思うんだけど…。」

「病気でおなくなりですか?」
「うん。がんで。」
「それはそれは・・・…」


ふと空を見上げた。
お姉ちゃんが見えたような
気がした。

その隣に風船も見えた。

ーーー「気のせいか…」


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新しい作品です!

感動作品となっております!
見ればトラウマ!
ぜひ感想ください!
<2016/08/11 23:27 *夜桜*>消しゴム
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