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小さな命と風船物語。
- #3 -

お姉ちゃんじゃなかったとしても。


誰かが、私に

「彼氏と別れなさい」と
言っているわけだし………。



何か、葵 先輩に問題が
あるってこと?



なにそれ…酷い。


葵先輩は秀才で、おまけに
スポーツ万能。


それに、顔立ちが整った、
美少年で……。


モテないはずはなく。



通りすがるだけで
キャーキャー言われてる。


そんな先輩に私も密かに
憧れてたけど……。



あまりにも人気すぎて、
手も届かなかった。


だから私は最初から
手をのばそうともせずに
諦めていた。




すべてが完璧なのに、

性格までもも完璧で。


優しくて、面白い。




こんないい彼氏。いないはずなのに。




誰がこんな仕掛けを・・・。



「姉より」

その文字を思い出す。



私のお姉ちゃんはもういない。


じゃあ姉って誰のこと?


私に、彩お姉ちゃん意外の
姉なんかいない。



じゃあ一体誰のことなの?


何がしたいの…?


この風船は何を表しているの?


ーーーー分からないよ。




ピーンポーンピーンポーン

「はぁいー?」
誰かが来たようで、
お母さんがバタバタと玄関に向かう。



「ゆめのー?
お客さんよー?」

えっ、私?誰かな…?

「あっ、うんーー
今いくーー」


ドタドタと階段を降りる。


インターホンを覗く。

えっ、先輩!?!?

ま、まままま、まだ心の準備がぁ…。


…よし。

ガチャ

「あ、よかった。
ゆめのいたんだね。」

「あ、あの…どうしましたか?」


「あっ、ごめんね笑
これ届けに来たんだけど。」

数学ノート?
えっ、確かカバンに・・。

「俺のカバンに入ってた笑
多分、誤って俺のカバンに、
入ったんだと思うよ笑」


「そ、そうでしたか。
あっ、わざわざ…
ありがとうございましたっ」

「ううん。大丈夫。
ノートないと勉強できないと思うし。」


「なんか気を使ってもらっ……」

「あらぁ?
誰、このイケメンちゃん。」

「ちょ、お母さん…」

「ゆめのの、先輩の
相沢葵です。
よろしくお願いします。」

「あら、礼儀正しいのね。
私は一応、ゆめのの母よ。
よろしくね。」


「暑いでしょ?
あがっていったら?
うちは大歓迎よ?」


「ちょっ、お母さん!」

さ、さすがに恥ずかしいょ…。

「じゃあお言葉に甘えて。
少し上がらせていただきます。」

「うふふ。
いいわよ。どうぞ?」


「あ、あわわわわわゎ……」


「ゆめのの部屋ってどこ?」
「あっ、えっとぅこっちです!」


カチャ

「女の子らしい部屋だね。」
「あっ、ありがとうございます・・」

先輩がゴミ箱に目を通す。


どうやら、
くしゃくしゃのメッセージカードが
気になっている様子。


「これ、何?
見てもいいかな?」

「えっ、あのっ
汚いですしっくしゃくしゃ
ですしっ、みなくてもっ…」


「別に構わないよ?笑
見てもいいかな?」


「えっあっ、そのぅ…」

私が言葉を言い返す前に
先輩はメッセージカードを
あけていた。


「彼氏と別れなさい」?
「姉より」?


「…あ」

「これ、どこで?」


「ピ、ピンク色の風船に……
巻き付いていて…」


「お姉さん、亡くなったんじゃ
ないの?」

「そうなんですけど…
私にもサッパリわからなくて…」


「なんで俺と別れなくちゃ
ならないの?」

「それもよくわからなくて…」


ドンドンドン…

(こ、こんな時にまた風船!?)

ーー「もしかして、これのことなの?」

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<2016/08/14 23:52 *夜桜*>消しゴム
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