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BLOCK WORLD 〜四角い世界で生活してみた〜 【マインクラフトSS】
- 第5話「Sと名乗る男」 -

僕は、畑仕事に専念していた。この間からワールド中を探し回った結果、やっと草が生えた場所を見つけたからだ。そして、僕は死なないように用心しながら、その貴重な種を持ち帰った。6つだけだったが、僕には大きい収穫だった。
「そろそろ回収するか」
さっき、家の近くの川を少し埋め立てて畑を作っったのだ。6ブロック分の畑に植えられた種は、見事に麦に成長していた。6つの麦を回収。
「これで...やっと食料が作れる」
そして、余った種を耕地に植えた。そして、僕は作業台に向かう。何をするかって?もちろんパンを作るんだ。そして、できたパンを1つ、かじってみた。このフワフワの食感。
「うまい...うまい...」
食べ物がいつでも手に入る今の時代、僕は『食物のありがたみ』を完全に忘れていた。それから少しばかり待って、パンを6つほど作った。そして、今日の予定を立てる。
「今日は木を切りに行こう」ちょうど種探しの時に松(トウヒの原生林を見つけたのを思い出したからだ。そして、鉄の剣と石の斧とパン、それに水バケツと地図を揃えて準備は万端だ。

数十ブロック進んだくらいだろうか。僕は、身に覚えのない洞穴を見つけた。だが、絶対にこれは自然の穴ではない。人工的に作られた穴だ。
「...入ってみるか」
僕は穴に入ることにした。その穴は、人がギリギリ入れる高さだった。そして、奥に入ると、カマドとチェスト、それにベッドと作業台が置かれた立派な部屋があった。壁紙は松の原木で揃えてあり、床は緑色の羊毛で、フワフワしていた。だが、その瞬間後ろの方で声がした。
「誰だ?」
振り返ってみると、血で赤色に染まった皮装備を全身に来た男が立っていた。
「え?...か、勝手に入ってすいません!何も取ってませんので、命だけは...」
「いや、命を取るなど言っていない。俺は不法侵入なんか気にしない。むしろここが気に入ったならゆっくりしていってくれ。向こうの部屋にゲストルームあるから」
...どうやら優しい男?らしい。あまり気に障らないようにしよう。
「あ、すいません。では、お言葉にあまえて」
そうして、僕はダークオークで作られた扉を開けた。すると、1つの松明に照らされた部屋があった。床も壁も天井も木材でできた、質素な部屋。石炭が半スタック入っているカマド、作業台、ラージチェスト、それにベッドが置かれている。あ、そうだ。あの人の名前を聞いておこう。あの男のいる部屋に行くと、作業台で何かを作っている男がいた。
「あの〜すいません。」
すると男は手を止めて、僕の方を向いた。
「ん?あ、お前か。何か用か?」
「あなたの名前を教えていただきたくて...」
すると、男はまた作業を再開した。
「あの...名前を」
「名乗るほどのもんじゃねえ。Sとでも覚えてくれ」
Sか。自分の名前の頭文字なのだろうか。まあ、Sとだけ覚えておこう。

2019年8月26日 更新

お久し振りです。約3年振りにこの小説を掘り起こしました。
連載当時(2015年頃)の私は小学6年生。受験を控えた中での執筆でしたが、よくこんな拙い文章構成能力で小説を書こうと決心したなぁと、今思えば不思議に思ってしまいます。笑笑
さて、このフリー小説投稿館がいつの間にか閉鎖になっていたという事で、この物語も3年振りに終止符を打つ事になりました。
また別サイト様にて連載してるかもしれません。ある日ふとこの小説の事を思い出したら、是非一度検索してみてください。笑笑
長くなりましたが、この辺で締めさせて頂きます。

CRAZY_T 改め alto_stationery
(Twitter:@alto_stationery)
<2016/09/04 17:10 CRAZY_T>消しゴム
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