秋桜が花畑を埋め尽くす頃。
「ジュペタ~、いるぅ~?」
呑気で楽しげな声が洞穴の外から聞こえた。
オレは無表情のまま、言うのだ。
「居る。」
洞穴に入ってくるのはオレより幾つかしたっぽい女の子。
髪は赤毛だがそんな濃くはない。といってもピンクでもない。なんとも言えない美しいかみだ。
瞳は水色でふっくらとした胸が特徴的。
服は勿論いつも変わるが、ふわりとしたワンピースを着てくることが多い。
彼女は両手を合わせてすまなそうに笑う。
「一昨日ぶり。昨日これなくてごめんね」
「良いよ。オレもお前を必要としてねーし」
皮肉まみれの酷いことをオレは言う。
しかし彼女は気にした様子はなく、余計に嬉しそうに声をあげて笑うのだ。
「ならジュペタ君が必要になる私にならなきゃねっ!」
「もういい。帰れ。二度と来るな。」
「えー、せっかく来てあげたのにぃー。あ、そうそう。ジュペタ君さあ、前私が話した木苺のジャム、美味しそうだなーって言ってたじゃない?それ作りすぎたから持ってきたんだよー。ちゃーんとジュペタ君のお口に合わせて甘くしてあるよぉー。」
一人でべらべら彼女は喋るのだ。オレが止めるか無視しないとこいつは止まらない。
「はい、どーぞ♪」
手渡してきたのは木苺のジャム。
「要らん」
「貰って!捨てるの勿体無いじゃないの」
「ほかにも要るだろ。必要としているやつが」
「居ないからジュペタ君に頼ってるの。貰って!捨てるのが勿体無いの!」
(さっきまでオレにあげるっていってたくせに。 )
オレは苦笑いする。
(捨てるのがって、話変わってるじゃねーか)
「分かった。もらえば良いんだろ」
大人しくジャムを受け取った。
彼女はガッツポーズをする。
「んじゃ、頂くぜ」
ビンの蓋を開けると左手の人差し指をジャムに突っ込む。
「行儀悪いな~」
「あむっ‥‥。モグモグ‥‥‥」
「どう?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥旨い」
「わーーーい!って、沈黙長すぎー」
彼女はゲラゲラ笑い出す。
「美味しくないのかと思っちゃったあ!」
つられてオレも笑ってしまった。
彼女は嬉しそうに目を細める。
「ジュペタ君、またあしたきていい?」
「知るか」
ぶっきらぼうに言ったが、本当は彼女に来てほしかった。
そんな気持ちを分かってくれるのはこいつだけだ。
少しすると「じゃあね」と、彼女は帰ってしまった。
ふと
二週間前のことを思い出した。
_____あのときの彼女を
「ジュペタ~、いるぅ~?」
呑気で楽しげな声が洞穴の外から聞こえた。
オレは無表情のまま、言うのだ。
「居る。」
洞穴に入ってくるのはオレより幾つかしたっぽい女の子。
髪は赤毛だがそんな濃くはない。といってもピンクでもない。なんとも言えない美しいかみだ。
瞳は水色でふっくらとした胸が特徴的。
服は勿論いつも変わるが、ふわりとしたワンピースを着てくることが多い。
彼女は両手を合わせてすまなそうに笑う。
「一昨日ぶり。昨日これなくてごめんね」
「良いよ。オレもお前を必要としてねーし」
皮肉まみれの酷いことをオレは言う。
しかし彼女は気にした様子はなく、余計に嬉しそうに声をあげて笑うのだ。
「ならジュペタ君が必要になる私にならなきゃねっ!」
「もういい。帰れ。二度と来るな。」
「えー、せっかく来てあげたのにぃー。あ、そうそう。ジュペタ君さあ、前私が話した木苺のジャム、美味しそうだなーって言ってたじゃない?それ作りすぎたから持ってきたんだよー。ちゃーんとジュペタ君のお口に合わせて甘くしてあるよぉー。」
一人でべらべら彼女は喋るのだ。オレが止めるか無視しないとこいつは止まらない。
「はい、どーぞ♪」
手渡してきたのは木苺のジャム。
「要らん」
「貰って!捨てるの勿体無いじゃないの」
「ほかにも要るだろ。必要としているやつが」
「居ないからジュペタ君に頼ってるの。貰って!捨てるのが勿体無いの!」
(さっきまでオレにあげるっていってたくせに。 )
オレは苦笑いする。
(捨てるのがって、話変わってるじゃねーか)
「分かった。もらえば良いんだろ」
大人しくジャムを受け取った。
彼女はガッツポーズをする。
「んじゃ、頂くぜ」
ビンの蓋を開けると左手の人差し指をジャムに突っ込む。
「行儀悪いな~」
「あむっ‥‥。モグモグ‥‥‥」
「どう?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥旨い」
「わーーーい!って、沈黙長すぎー」
彼女はゲラゲラ笑い出す。
「美味しくないのかと思っちゃったあ!」
つられてオレも笑ってしまった。
彼女は嬉しそうに目を細める。
「ジュペタ君、またあしたきていい?」
「知るか」
ぶっきらぼうに言ったが、本当は彼女に来てほしかった。
そんな気持ちを分かってくれるのはこいつだけだ。
少しすると「じゃあね」と、彼女は帰ってしまった。
ふと
二週間前のことを思い出した。
_____あのときの彼女を
