今日も坂城くんは遅れて学校へ。
いつも何してるんだろう。
昨日もあのお店の所には帰ってこなかったし。
やっぱりあそこには住んでないのかな。
お店もとっくに辞めちゃったみたいだし。
「あの、坂城くん?」
「何」
「いつも、何してるの?」
「別に」
何も教えてくれないし。
先生もあまり私にこういう事聞かせたくないみたいだし。
もう、みんな何を知ってるのさ。
少しくらい教えてよ。
気になるんですけど。
「木崎!」
香の肩が少しビクッ、と動く。
「はい」
「これとこれが混ざると何になる」
指名されたのが私じゃなくて良かった。
絶対分からない。
朝から科学とは。
科学。
訳分からんです。
「はい、良く分かっていらっしゃる」
凄いねぇ。
今度私に教えてくれよ。
そして今日も暗号をずらずらとノートに写し、授業が終わる。
朝から科学だなんて、ふざけてるよね。
目も頭も覚めてないっていうのにさ。
学校側はそんな事考えちゃくれない。
厳しいんですね。
私はそんな現実から少しでも逃れようと、机に突っ伏した。
そしてふと隣を見れば、今日も心配そうに携帯を眺める
坂城くん。
どんな連絡が来るんだろう。
「ねぇ、どんな連絡が来るの?」
「関係無い奴に言う事じゃない」
そんなに何か複雑な状況なの?
これ以上言えば怒られそうだけど。
怒るの、かな。
そう言えば、花火大会の日に見かけたような男の子。
あの子によく似た子が昨日、病室から外見てたのを思い
出した。
私達と同じような年齢だと思う。
大変な事が良く起こるんだね。
その人といい、隣のこの人といい。
私は全くだっていうのにさ。
もちろん、私が心配したところでその方の現状が変わる訳
ではない。
だから私は、日々の幸せを噛み締めながら、生きていく。
「萌〜」
「香〜」
私達が騒ぎ出せば、静かに教室を出る坂城くん。
何か、二人で話して欲しい事でもあるのかな。
いやいや、どれだけ頼られてる設定になってるんだか。
そんなに人に頼られたいのかな、私。
誰もこんな人頼らないよ。
頼れないでしょ。
「ね〜え?」
香が後ろを向いて、私の席に突っ伏すようにする。
「あのさぁ?昨日のさぁ?」
「普通に話した方が早いよね?」
私が言うと、はい、と大人しく普通に話し始める香。
「昨日、病室から外見てた人居るじゃん?」
私はまた同じ事を考えてるのかな、とか考えながら頷いた。
「その人、坂城くんじゃない?」
「はぁ?何言ってんのよ」
「だって、制服じゃなかった?」
「坂城くんだと思いたいから、そう見えたのよ」
「何でそんなふうに思いたいのよ」
こっちが聞きたいですよ。
「あ〜あ〜」
「何よ今度は」
「何か難しそうな人じゃない?色々ありすぎるっていうかさ」
「だから、昨日のが坂城くんだと決まった訳じゃないし」
「そーだけどー」
香、本気で関わるのはダメなんだね。
確かに面倒くさいよね。
分かるよ。
けど、今回はちょっと本気でやらないとダメかもよ?
なんて、勝手に自分の中で大事にしてみる。
「え〜?本気でやるの?」
香、完全に冷めてる。
「私はやりたいと思ってる。香は良いよ?強制なんて
しない」
「でも、そんな事言われると、やりたくなってくるよね」
「ならやろうよ」
「何が出来るの?」
「それは今から探すんでしょうよ」
面倒くさーい、と騷ぐ香。
それに、うるさいから、と結構冷静に返す私。
そして、何かを諦めたように自分の席に突っ伏す香。
それを確認して私が考えるのは、私達が坂城くんに出来る事。
何があるだろうか。
そして彼は、私達に助けを求めているのだろうか。
しかも、私達は彼に関する事を何も知らない。
何かしてあげるには、情報が少なすぎる。
けど、その情報をくれる人は?
居ないんだよね。
何故かみんな黙っちゃう。
先生は教えてくれないし、坂城くん本人はあんな感じで
何も。
するともう、本気の行っちゃうしか無い感じかな。
ちょっと、下手をすれば事件になるような事。
いつも何してるんだろう。
昨日もあのお店の所には帰ってこなかったし。
やっぱりあそこには住んでないのかな。
お店もとっくに辞めちゃったみたいだし。
「あの、坂城くん?」
「何」
「いつも、何してるの?」
「別に」
何も教えてくれないし。
先生もあまり私にこういう事聞かせたくないみたいだし。
もう、みんな何を知ってるのさ。
少しくらい教えてよ。
気になるんですけど。
「木崎!」
香の肩が少しビクッ、と動く。
「はい」
「これとこれが混ざると何になる」
指名されたのが私じゃなくて良かった。
絶対分からない。
朝から科学とは。
科学。
訳分からんです。
「はい、良く分かっていらっしゃる」
凄いねぇ。
今度私に教えてくれよ。
そして今日も暗号をずらずらとノートに写し、授業が終わる。
朝から科学だなんて、ふざけてるよね。
目も頭も覚めてないっていうのにさ。
学校側はそんな事考えちゃくれない。
厳しいんですね。
私はそんな現実から少しでも逃れようと、机に突っ伏した。
そしてふと隣を見れば、今日も心配そうに携帯を眺める
坂城くん。
どんな連絡が来るんだろう。
「ねぇ、どんな連絡が来るの?」
「関係無い奴に言う事じゃない」
そんなに何か複雑な状況なの?
これ以上言えば怒られそうだけど。
怒るの、かな。
そう言えば、花火大会の日に見かけたような男の子。
あの子によく似た子が昨日、病室から外見てたのを思い
出した。
私達と同じような年齢だと思う。
大変な事が良く起こるんだね。
その人といい、隣のこの人といい。
私は全くだっていうのにさ。
もちろん、私が心配したところでその方の現状が変わる訳
ではない。
だから私は、日々の幸せを噛み締めながら、生きていく。
「萌〜」
「香〜」
私達が騒ぎ出せば、静かに教室を出る坂城くん。
何か、二人で話して欲しい事でもあるのかな。
いやいや、どれだけ頼られてる設定になってるんだか。
そんなに人に頼られたいのかな、私。
誰もこんな人頼らないよ。
頼れないでしょ。
「ね〜え?」
香が後ろを向いて、私の席に突っ伏すようにする。
「あのさぁ?昨日のさぁ?」
「普通に話した方が早いよね?」
私が言うと、はい、と大人しく普通に話し始める香。
「昨日、病室から外見てた人居るじゃん?」
私はまた同じ事を考えてるのかな、とか考えながら頷いた。
「その人、坂城くんじゃない?」
「はぁ?何言ってんのよ」
「だって、制服じゃなかった?」
「坂城くんだと思いたいから、そう見えたのよ」
「何でそんなふうに思いたいのよ」
こっちが聞きたいですよ。
「あ〜あ〜」
「何よ今度は」
「何か難しそうな人じゃない?色々ありすぎるっていうかさ」
「だから、昨日のが坂城くんだと決まった訳じゃないし」
「そーだけどー」
香、本気で関わるのはダメなんだね。
確かに面倒くさいよね。
分かるよ。
けど、今回はちょっと本気でやらないとダメかもよ?
なんて、勝手に自分の中で大事にしてみる。
「え〜?本気でやるの?」
香、完全に冷めてる。
「私はやりたいと思ってる。香は良いよ?強制なんて
しない」
「でも、そんな事言われると、やりたくなってくるよね」
「ならやろうよ」
「何が出来るの?」
「それは今から探すんでしょうよ」
面倒くさーい、と騷ぐ香。
それに、うるさいから、と結構冷静に返す私。
そして、何かを諦めたように自分の席に突っ伏す香。
それを確認して私が考えるのは、私達が坂城くんに出来る事。
何があるだろうか。
そして彼は、私達に助けを求めているのだろうか。
しかも、私達は彼に関する事を何も知らない。
何かしてあげるには、情報が少なすぎる。
けど、その情報をくれる人は?
居ないんだよね。
何故かみんな黙っちゃう。
先生は教えてくれないし、坂城くん本人はあんな感じで
何も。
するともう、本気の行っちゃうしか無い感じかな。
ちょっと、下手をすれば事件になるような事。
