結局今日は何も言えず、病院に顔を出して家に帰った。
家、と言うか、母親の実家に。
冬実と二人で。
「龍、どうした?」
「何でも無いよ。ちょっと部屋に居る」
心配そうに俺を見つめる冬実に、大丈夫だから、と告げて
部屋に行った。
無音というのも寂しく、何となくテレビをつければ
夕方のニュース番組が放送されていた。
そして、そのニュースの内容はあの事。
もう、とっくに解決したはずの、あの事件の事。
『去年の冬に発生した、強盗殺人事件の容疑者の無実が
発覚しました』
もう、あれから一年か。
あれは俺が中学三年の頃、進む高校も決まり、俺も
母さんも、姉貴も。
やっと安心した、そんな時だった……
家、と言うか、母親の実家に。
冬実と二人で。
「龍、どうした?」
「何でも無いよ。ちょっと部屋に居る」
心配そうに俺を見つめる冬実に、大丈夫だから、と告げて
部屋に行った。
無音というのも寂しく、何となくテレビをつければ
夕方のニュース番組が放送されていた。
そして、そのニュースの内容はあの事。
もう、とっくに解決したはずの、あの事件の事。
『去年の冬に発生した、強盗殺人事件の容疑者の無実が
発覚しました』
もう、あれから一年か。
あれは俺が中学三年の頃、進む高校も決まり、俺も
母さんも、姉貴も。
やっと安心した、そんな時だった……
