母親の通夜やら葬式が落ち着き、俺は何とか中学の卒業式
には出席出来た。
そして、問題は再び訪れた。
朝から鳴り響く、携帯の着信音。
その電話の向こう側から聞こえてくるのは、朝から慌てた冬実の声。
『龍くん!お母さんがっ!』
「ちょ、冬実ちゃ、どうした?」
『とりあえず病院に来て!』
パニック状態の冬実から何とか病院の場所を聞き出し、
電話を切って姉貴と家を飛び出した。
「冬実ちゃんっ!おばあちゃんがどうしたの?」
「奏ちゃん。夏実の事で体調を崩したらしくて……」
「そう、なんだ……」
「ごめんね、朝から呼び出して」
「俺らは、全然。冬実ちゃん、大丈夫?」
「えぇ…」
そう言う冬実の声は、決して大丈夫そうではなかった。
俺らはとりあえず病室へ。
「おばあちゃん?」
「奏ちゃん、龍くん……」
「大丈夫?俺らは居るから、ゆっくりしてて?」
その日、俺らは本当に一日そこに居た。
そしてその日の午後、祖母は驚きの一言を発した。
夏実は?と。
その日から俺と冬実は、祖母に嘘をつき続けてきた。
今は少し忙しくてね、という嘘を。
これは今も続いており、俺も冬実も落ち着いている。
が、あれから更に数ヶ月。
俺が高校に上がってから初めて病院から帰った時。
再び強烈な現実は、俺らを襲った……
には出席出来た。
そして、問題は再び訪れた。
朝から鳴り響く、携帯の着信音。
その電話の向こう側から聞こえてくるのは、朝から慌てた冬実の声。
『龍くん!お母さんがっ!』
「ちょ、冬実ちゃ、どうした?」
『とりあえず病院に来て!』
パニック状態の冬実から何とか病院の場所を聞き出し、
電話を切って姉貴と家を飛び出した。
「冬実ちゃんっ!おばあちゃんがどうしたの?」
「奏ちゃん。夏実の事で体調を崩したらしくて……」
「そう、なんだ……」
「ごめんね、朝から呼び出して」
「俺らは、全然。冬実ちゃん、大丈夫?」
「えぇ…」
そう言う冬実の声は、決して大丈夫そうではなかった。
俺らはとりあえず病室へ。
「おばあちゃん?」
「奏ちゃん、龍くん……」
「大丈夫?俺らは居るから、ゆっくりしてて?」
その日、俺らは本当に一日そこに居た。
そしてその日の午後、祖母は驚きの一言を発した。
夏実は?と。
その日から俺と冬実は、祖母に嘘をつき続けてきた。
今は少し忙しくてね、という嘘を。
これは今も続いており、俺も冬実も落ち着いている。
が、あれから更に数ヶ月。
俺が高校に上がってから初めて病院から帰った時。
再び強烈な現実は、俺らを襲った……
