部屋に戻り、早速溜めていたため息を吐いた。
ベッドに寄り掛かって床に座り、脚をミニテーブルの下で
伸ばす。
その上に雑に置かれる学校の鞄。
手には、携帯。
もう誰から連絡が来る訳でもない。
けど、この重みは左手に染み付いていた。
座っている時は必ずある、この僅かな重み。
「はぁ……」
冬実とは、後どれくらいの時を一緒に過ごせるのだろうか。
どうか、それがほんの少しでも長い事を願う。
そして何となく携帯を握る手に力を入れる。
そこに落ちる涙。
こんなとこ、間違えても冬実には見せられない。
冬実は今、相当辛いはずなのに。
今までと何一つ変わらない。
俺と冬実はいつだって違った。
母さんの時も、姉貴の時も。
冬実は決して涙を見せなかった。
俺はこれでもかって程泣いたのに。
それは、今回も通用した。
どうしたらあそこまで強くなれるのか。
俺に、それを少しだけ分けて欲しい。
せめて、二人から離れられるくらい。
そんなに関わってもいないけど、このままならいつか……
俺に関わるな、本当に、それだけを言いたい。
その強さを、どうか。
夕陽に照らされた部屋。
あの日と、同じような色に染まる部屋。
あの事件の本当の犯人は未だ逃走中らしい。
良くもまぁこんな何年も。
でも何であの人は認めたんだろう。
まぁ、そんなに俺には関係無いか。
こうして、逃げようとしてるのかな。
また。
「よしっ」
言える、よね。
二人のためだから。
これで平和に、無事に学校生活を終える事ができる。
まだそんなに色々あった訳じゃない。
まだ大丈夫。
言える。
言うなら今しかない。
明日にでも。
二人なら、きっと。
分かってくれるはず。
もう、僅かな甘えは気にしない。
それで、伝えられたら。
それだけで、良かった。
けどそうするには明日、二人から来てもらうしかない。
今日の辺りに居れば来るかな。
ベッドに寄り掛かって床に座り、脚をミニテーブルの下で
伸ばす。
その上に雑に置かれる学校の鞄。
手には、携帯。
もう誰から連絡が来る訳でもない。
けど、この重みは左手に染み付いていた。
座っている時は必ずある、この僅かな重み。
「はぁ……」
冬実とは、後どれくらいの時を一緒に過ごせるのだろうか。
どうか、それがほんの少しでも長い事を願う。
そして何となく携帯を握る手に力を入れる。
そこに落ちる涙。
こんなとこ、間違えても冬実には見せられない。
冬実は今、相当辛いはずなのに。
今までと何一つ変わらない。
俺と冬実はいつだって違った。
母さんの時も、姉貴の時も。
冬実は決して涙を見せなかった。
俺はこれでもかって程泣いたのに。
それは、今回も通用した。
どうしたらあそこまで強くなれるのか。
俺に、それを少しだけ分けて欲しい。
せめて、二人から離れられるくらい。
そんなに関わってもいないけど、このままならいつか……
俺に関わるな、本当に、それだけを言いたい。
その強さを、どうか。
夕陽に照らされた部屋。
あの日と、同じような色に染まる部屋。
あの事件の本当の犯人は未だ逃走中らしい。
良くもまぁこんな何年も。
でも何であの人は認めたんだろう。
まぁ、そんなに俺には関係無いか。
こうして、逃げようとしてるのかな。
また。
「よしっ」
言える、よね。
二人のためだから。
これで平和に、無事に学校生活を終える事ができる。
まだそんなに色々あった訳じゃない。
まだ大丈夫。
言える。
言うなら今しかない。
明日にでも。
二人なら、きっと。
分かってくれるはず。
もう、僅かな甘えは気にしない。
それで、伝えられたら。
それだけで、良かった。
けどそうするには明日、二人から来てもらうしかない。
今日の辺りに居れば来るかな。
