二人を名前で呼ぶのにも、昼休みになれば慣れていた。
今はそんな昼休み。
山田先輩と。
「山ちゃん先輩は?」
「何が?」
「山ちゃん先輩と龍はいつから仲良いの?」
「店やってた時によく来てくれたお客さん。と思ってたら、先輩だったっていう」
よく今まで気付かなかったと思う。
廊下で会ったり、そういうのも無かったから。
「え、香と萌は?」
「私達はここ入ってから仲良くなったんだよね」
「それで、花火大会?行って。その時の帰り道に、病院で龍を初めて見たの。で、その後には萌がハンカチ拾って
もらって。それで私が色々龍に興味持って。したらまた
更に仲良くなっちゃったよね」
「えっ、あの病院でって、自転車の?」
「あ、そうそう!気付いてたの?」
「何か居るって思ってて。あまり気にしてなかったけどね」
今まで隠してきた事も、自然と言ってた。
これが、友達ってやつかな。
本当の友達っていう関係。
なら、この二人が初めての友達だな。
山田先輩はお客様で、友達って感じじゃなかったし。
「何か色々あったんだなぁ」
「ちょ、私達が何も考えてないみたいじゃないですか!」
「何も考えてねぇだろ。常に坂城一色だもんな。お前らの
頭ん中なんて」
「山ちゃん先輩も負けてないでしょ!?」
「まぁな〜」
俺はやっと気付いた。
山ちゃん先輩?
何か、俺より仲良くなっちゃってるよ。
「山ちゃん先輩にはね、私達ヒントもらったんだよね」
「ヒント?」
「そう。龍と仲良くなるために、必要な事を教えてもらった」
「やま、せ、変な事言ってないですよね!?」
「んな焦るこたねぇよ。何があっても坂城の傍から消えるなって言っただけだから」
それが変な事なのに。
けど、確かにそのお陰で二人と仲良くなれた。
今もこうして二人は、傍で笑ってる。
俺も、それを見て笑える。
「じゃあ、俺は戻るわ」
そして戻る時先輩は、頑張れよ、と俺に耳打ちした。
俺はそれに、頷くことができた。
出来るか出来ないかは、考えてなかったからね。
「山ちゃん先輩居なくなると一気に静かになるよね」
「分かる」
「あの方はそんな方だから」
けど、何かあった時は本当に頼りになる。
「じゃあ俺も戻ろっかな。大好きな、大切な友達とっ」
先輩、言えました。
「龍ったら、超素直!」
「つか、その前に超嬉しい!」
俺を見捨てなかった、女神のような二人に抱きつかれる。
達成感を抱いて、二人の女神に抱きつかれて。
俺は教室に戻る。
「龍っ!ゴールデンウィークにさ、一つ、良い?」
その声に振り返れば、凄く明るい顔で俺を軽く見上げる、
萌と香が。
今はそんな昼休み。
山田先輩と。
「山ちゃん先輩は?」
「何が?」
「山ちゃん先輩と龍はいつから仲良いの?」
「店やってた時によく来てくれたお客さん。と思ってたら、先輩だったっていう」
よく今まで気付かなかったと思う。
廊下で会ったり、そういうのも無かったから。
「え、香と萌は?」
「私達はここ入ってから仲良くなったんだよね」
「それで、花火大会?行って。その時の帰り道に、病院で龍を初めて見たの。で、その後には萌がハンカチ拾って
もらって。それで私が色々龍に興味持って。したらまた
更に仲良くなっちゃったよね」
「えっ、あの病院でって、自転車の?」
「あ、そうそう!気付いてたの?」
「何か居るって思ってて。あまり気にしてなかったけどね」
今まで隠してきた事も、自然と言ってた。
これが、友達ってやつかな。
本当の友達っていう関係。
なら、この二人が初めての友達だな。
山田先輩はお客様で、友達って感じじゃなかったし。
「何か色々あったんだなぁ」
「ちょ、私達が何も考えてないみたいじゃないですか!」
「何も考えてねぇだろ。常に坂城一色だもんな。お前らの
頭ん中なんて」
「山ちゃん先輩も負けてないでしょ!?」
「まぁな〜」
俺はやっと気付いた。
山ちゃん先輩?
何か、俺より仲良くなっちゃってるよ。
「山ちゃん先輩にはね、私達ヒントもらったんだよね」
「ヒント?」
「そう。龍と仲良くなるために、必要な事を教えてもらった」
「やま、せ、変な事言ってないですよね!?」
「んな焦るこたねぇよ。何があっても坂城の傍から消えるなって言っただけだから」
それが変な事なのに。
けど、確かにそのお陰で二人と仲良くなれた。
今もこうして二人は、傍で笑ってる。
俺も、それを見て笑える。
「じゃあ、俺は戻るわ」
そして戻る時先輩は、頑張れよ、と俺に耳打ちした。
俺はそれに、頷くことができた。
出来るか出来ないかは、考えてなかったからね。
「山ちゃん先輩居なくなると一気に静かになるよね」
「分かる」
「あの方はそんな方だから」
けど、何かあった時は本当に頼りになる。
「じゃあ俺も戻ろっかな。大好きな、大切な友達とっ」
先輩、言えました。
「龍ったら、超素直!」
「つか、その前に超嬉しい!」
俺を見捨てなかった、女神のような二人に抱きつかれる。
達成感を抱いて、二人の女神に抱きつかれて。
俺は教室に戻る。
「龍っ!ゴールデンウィークにさ、一つ、良い?」
その声に振り返れば、凄く明るい顔で俺を軽く見上げる、
萌と香が。
