霧夜は腰を折り、息を吐いた。
「ユキは、銃持っているやつを中心に攻めろ。俺は、刃物の方をやる」
そう言い、姿勢をただす。
その瞬間、霧夜の瞳が、金色に変化した。こうなるのは、本気であり、そして怒っているときだけである。
幸人は、真剣な顔で頷いた。
「了解」
その言葉が終わるや否や、霧夜と幸人は、動きだした。
作戦通り、霧夜は刃物チーム、幸人は銃チームである。
霧夜は、まず一人の男の体をひっつかみ、間髪入れずにそれを投げ飛ばした。
投げ飛ばされた男が、二人の仲間をなぎ倒して着陸する。
三人が、一斉に襲いかかってきた。
ーーなかなかはやい。
だいたい、数で勝負するやつらは、ひとりひとりの技術や攻撃は大したことはなかったりする。しかし、こいつらは……結構うまい。
攻撃を避けて距離を開けようとしたが、右肩と左腕を切られてしまった。
素早く飛び退き、ちらっと傷を確認してみる。
大事な血管はやられていないが、傷自体は深く、それなりに出血している。
「……お前ら、パイレーツか?」
ためしに訊いてみると、男たちが頷いた。さっき投げられた男となぎ倒された男も、復帰して目の前に立っている。
「そうだ、パイレーツだ」
それだけ言うと、また、一斉に襲いかかった。
霧夜はとっさに一人の男を蹴倒し、顔面をしたたかぶって、刃物を取り上げた。
「煌龍末梢とか……簡単にできると思うな!」
そう怒鳴るなり、男たちに向かって突っ込んでいった。
幸人は、全員の銃を切り落とし、ふっと息をついた。
普通のガキだと思ってなめてかかって来られたので、案外はやく攻めることができた。
しかし、油断は禁物である。
それを思いしったのは、幸人が立ち止まった、その直後だった。
男たちが、二丁目の銃を取り出したのだ。
「なっ……!」
幸人は慌てて、走り出した。
体のすれすれを、無数の弾丸が通り抜けていく。
「パイレーツをなめるな…!」
一人が、極限まで低い声で、そう言う。
幸人は銃弾の雨をくぐり、男たちに接近した。
が、しかし。
幸人の槍に五発ほど弾丸がぶつかり、衝撃に耐えられず、吹っ飛んでいった。
「…っ!?」
ーーしまった。
直後。
霧夜は相手の男を一人蹴飛ばし、幸人に突進した。
「退け馬鹿っ!」
「え?」
唖然とする幸人を、霧夜は軽々と持ち上げ、そして…。
そして、海岸の方に向かって、投げた。
「ひいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーっ!?」
声限りに悲鳴をあげ、幸人は砂浜へと落下していった。
霧夜は、ほとんど間を開けずに、銃を持った男たちにおそいかかった。
銃を素手で弾き飛ばし、足に蹴りを入れ、投げ飛ばす。
これを繰り返し、銃グループはほぼ全滅した。
次は、刃物グループ。
霧夜は、もうひとつのチームに向き直った。
と、そのときだった。
霧夜の胸から腹にかての部分が、一気に裂けた。
「ユキは、銃持っているやつを中心に攻めろ。俺は、刃物の方をやる」
そう言い、姿勢をただす。
その瞬間、霧夜の瞳が、金色に変化した。こうなるのは、本気であり、そして怒っているときだけである。
幸人は、真剣な顔で頷いた。
「了解」
その言葉が終わるや否や、霧夜と幸人は、動きだした。
作戦通り、霧夜は刃物チーム、幸人は銃チームである。
霧夜は、まず一人の男の体をひっつかみ、間髪入れずにそれを投げ飛ばした。
投げ飛ばされた男が、二人の仲間をなぎ倒して着陸する。
三人が、一斉に襲いかかってきた。
ーーなかなかはやい。
だいたい、数で勝負するやつらは、ひとりひとりの技術や攻撃は大したことはなかったりする。しかし、こいつらは……結構うまい。
攻撃を避けて距離を開けようとしたが、右肩と左腕を切られてしまった。
素早く飛び退き、ちらっと傷を確認してみる。
大事な血管はやられていないが、傷自体は深く、それなりに出血している。
「……お前ら、パイレーツか?」
ためしに訊いてみると、男たちが頷いた。さっき投げられた男となぎ倒された男も、復帰して目の前に立っている。
「そうだ、パイレーツだ」
それだけ言うと、また、一斉に襲いかかった。
霧夜はとっさに一人の男を蹴倒し、顔面をしたたかぶって、刃物を取り上げた。
「煌龍末梢とか……簡単にできると思うな!」
そう怒鳴るなり、男たちに向かって突っ込んでいった。
幸人は、全員の銃を切り落とし、ふっと息をついた。
普通のガキだと思ってなめてかかって来られたので、案外はやく攻めることができた。
しかし、油断は禁物である。
それを思いしったのは、幸人が立ち止まった、その直後だった。
男たちが、二丁目の銃を取り出したのだ。
「なっ……!」
幸人は慌てて、走り出した。
体のすれすれを、無数の弾丸が通り抜けていく。
「パイレーツをなめるな…!」
一人が、極限まで低い声で、そう言う。
幸人は銃弾の雨をくぐり、男たちに接近した。
が、しかし。
幸人の槍に五発ほど弾丸がぶつかり、衝撃に耐えられず、吹っ飛んでいった。
「…っ!?」
ーーしまった。
直後。
霧夜は相手の男を一人蹴飛ばし、幸人に突進した。
「退け馬鹿っ!」
「え?」
唖然とする幸人を、霧夜は軽々と持ち上げ、そして…。
そして、海岸の方に向かって、投げた。
「ひいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーっ!?」
声限りに悲鳴をあげ、幸人は砂浜へと落下していった。
霧夜は、ほとんど間を開けずに、銃を持った男たちにおそいかかった。
銃を素手で弾き飛ばし、足に蹴りを入れ、投げ飛ばす。
これを繰り返し、銃グループはほぼ全滅した。
次は、刃物グループ。
霧夜は、もうひとつのチームに向き直った。
と、そのときだった。
霧夜の胸から腹にかての部分が、一気に裂けた。
