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縁〜つながり〜
- 契約方法 -

「……良い名前?」
氷の河という名前を、良い名前という区分に置かれたのは初めてだった。
というか、名前自体深く気にしたこともないのだ。
台風のように去ってしまった少女は、随分と変わった感性を持っているようだ。


「……それにしても……下界、か」
落ちた場所は田舎だったが、やはり昔とは変わった。
開けた道路や、遠目に見える年中無休の便利な店。都会ばかり変貌が早く、忘れがちになってしまうのだが、やはりここも変わっている。
まぁ、基本は陽が見回るが。

近くには、神社がそびえ立つ。
ここが、縁結びで有名な神社。年末年始や盆は、他県からも割と人が来たりと天界でも忙しい。
縁結びが有名というだけで、影では俺も存在している。
喫茶店とかの裏メニューとやらみたいな感じだ。
一部の人間は、縁切りの神が居ることも、どこからの情報かは謎だが、知っている奴らもいるみたいだ。


「……待てよ?」
今更ながらに引っかかることが脳裏に浮かび上がったのだ。
「何で、あの結希とかいう奴は俺が見えたんだ……?」
確かに、人が神を見れるケースは在る。
1、悟り開くという無謀なる挑戦
2、……ッ‼︎まさか、霊能力者……⁉︎
3、ママー、だれかいるよー!
4、神と契約を結ばれた
「……1ではないよな。悟り開くって何年もかかるし。2……だったらヤバい。何者だよ彼の娘は。3……そんな小さくない。てことは……4?」

神との契約。
俺で表すならば、例えばあの神社に「△△と○○の縁を切ってください」という絵馬が掛けられていたとする。
そりゃあ、切れと言った奴に責任がある訳なのだから、契約が切れるまで。要は、その人達の縁を切るまでは願った人間には俺が見えるということだ。

陽の場合、まぁ願掛けもあるだろうが。運命の赤い糸とか、そのような無数の糸を管理する。
結ぶ当てがまだなく、彷徨いた運命を結びつけるのが陽の仕事だ。
陽との契約は、そんな彷徨う糸を持った人物の、相手探しの途中を意味するのだ。

咲良でーす。
例外はあるかもしれませんが、氷河視点は咲良、結希視点は羽衣さん担当です!
あと無駄にギャグ(つまらない)ぶっこむのは咲良です。
一応ですが、結希(ゆき)と読みます!
<2016/08/31 12:10 天ノ咲良@合作>消しゴム
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