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魔法学園
- 序章 個性的な仲間 -

ここは、魔法学園サザンドル。魔法や戦闘を教わる学園である。そして、この学園には、六人一組、学年性別関係無しの、学園側が勝手に決めるチームと言う物が存在している。そして今日の授業、チームの発表があり、3-Bに向かっている少年がいた。漆黒の髪に、ルビーの様な赤い瞳。白い肌に、赤いラインの入った、黒いコートの様な戦闘服。歳の頃は10代の半ば位か。身長は160程だろう。それなりに整った顔立ちの少年だ。名前は、ラノ・イクス。歳は16の、一年生である。

この学園は四年まであり、それで卒業となる。卒業した後は、ほとんどの者が戦闘系の職業に着くらしい。魔物の討伐や、町の警備、等々だ。そして、この学園には制服があり、ラノの着ている服も制服である。男子は、ラインの入った、コートの様な戦闘服。女子は、ラインの入った服に、太股(ふともも)までのスカート。まあ、ありきたりの制服だ。

ラノには心配事が沢山あった。まずはチームの事だ。やたらと偉そうな、しかもウザイ奴がいたらどうしようかな?斬ろうかな?蹴ろうかな?とか。て言うか、3-Bってどこなの?とか。ラノは方向音痴気味であり、しかも他人に道を聞くのが少し引けると言うか、なんとなく嫌と言うか、人見知りと言うか、そういう可哀想な性質の持ち主なので、道に迷った時は運任せで進むしかない。だが、ラノの貧弱な幸運など、強大な不運に支配されている為、ほとんど役に立ってくれないのだ。こっちだと思った方向は間違い。なので、そうは思わない方向に進む。でも間違い。と言う風な事を、もう何度繰り返しただろうか。呆然と立ち尽くしていると、美しい少女が目に入った。背中一杯に広がる、艶やかな黒髪。サファイアの様な、青い瞳。雪の様に白い肌。黄緑色のラインが入った、白い制服。歳の頃は10代の後半位か。身長は160位だ。とても美しい少女である。胸が小さいところも、小さい派のラノとしては、かなりのポイントだ。この人とチームだったらいいな。嫌、無いな。幾(いく)ら名前が“ラノ„だからって、ラノベ主人公みたいに、最強でハーレムにはなれないし、なりたいとも思わない。いや、“最強„にはなりたいかな。それに、僕はギャルゲーの主人公じゃないんだ。こんな、学園の人気者になっても可笑しくない………て言うか、もう既に学園の人気者になってそうな、この美少女と同じチームなんて、そんなの有り得ない。僕はせいぜい、背景の教室1でいつも寝ていて、おい起きろと視聴者やプレイヤーにツッコミを入れられる、そんなポジションだし、そんなポジションがお似合いだろう。アニメで言うと、声すら当ててもらえない、哀れなモブってところかな。そんな事を思っていると、美少女がラノに声を掛けてきた。とても美しい声で、
「ねえ、あなた」
するとラノは愛想良く訊く。
「どうかしました?」
美少女はその言葉を聞いて、クスクス笑う。
「それは私の台詞よ。あなた、道に迷っているの?」
「はい。そうです」
「そう。どこの教室?良ければ送ってあげるわよ?私、人を探しているから」
「人探しですか?あなたに探させるなんて、酷い彼氏なんですね」
ラノが何気なくそう言うと、美少女は顔を赤くする。
「彼氏じゃないわ。それに、私に彼氏はいないわ。探してるのは、同じチームになった後輩よ」
ラノはそれを聞いて、その見知らぬ後輩に嫉妬を覚える。こんな良い人に、しかもこんな美少女と同じチームなんて、羨ましい。
「その人の名前は?同じ一年なら、知ってるかもしれません」
「ええ。そうね。その子、ラノ・イクスって言うのよ」
ラノはそれを聞いて、かなりの衝撃を受ける。これはコントじゃないよ?て言うか、自分に自分で嫉妬してたのか。それってただのナルシストなんじゃないかな?それに、怖くなってきた。こんな幸運が起こった次は、必ず不運が待っている。もう、教室に行ったら怒鳴られるに決まってるし、帰ろうぜ。みたいな雰囲気になって、かなり気不味くなるはずだ。なる。なるよね?なるよ。
「あー、それ、僕です」
ラノが申し訳無さそうにそう言うと、美少女は嬉しそうに、
「そう。見つかって良かったわ。私、エリス・セレスティアって言うのよ。18歳の三年よ。よろしくね」
「はい。ラノ・イクス。一年の16歳です」

教室に行くと、大勢の生徒が集まっていた。そう言えば、自分のチームだけじゃないんだっけ。すると、ラノに近付いてくる、四人の人間がいた。青い髪に、湖の様な水色の瞳。水色のラインの、青い制服。白い肌。歳は10代の後半位。身長は175位だ。イケメンであり、美少年だ。
「君がラノ・イクスだね?」
その少年にそう言われると、ラノは頷いた。
「そうかそうか。俺、リバ・リカンド。歳は18の三年だよ。これからよろしくね」
ラノは、リバに求められるままに握手をする。なんだ、良い人じゃん。次に声を掛けてきたのは、小さい女の子だった。腰まである、黄緑色の髪に、翡翠の様な、黄緑色の瞳。白い肌。青いラインの入った、黄緑色の制服。歳の頃は14、5位に見える、身長も140程だ。綺麗に整った顔立ちの少女だ。何年生だろうか?
「私は、マギル・カルディナじゃ。歳は17の二年じゃ。よろしく頼むぞ、少年」
その言葉を聞いて、ラノは驚いた。だが驚く隙も無く、後ろから引っ張られた。腰までの金髪に、琥珀の様な黄色い瞳。黄緑色のラインの入った、黄色い服。白い肌の、美しい少女である。歳の頃は10代の後半、身長は165位か。
「よく来たな。私は、ルーナ・ライドラ。19歳の四年だ。よろしく頼むぞ」
すると最後に、大きい男が話かけてくる。赤い髪に、夕焼けの様な橙(だいだい)色の瞳。橙色のラインが入った、赤い制服。歳の頃は10代の終わり位か、20代の初め位か。身長は190程もある。
「私、ナタラ・ルーゼルトと申します。19歳で、四年です。よろしく頼みますね」

これがチームメンバーか。思っていたよりも、ずっと普通な人達だったな。ラノはそう思い、一安心する。だが、そと安心を砕くかの様に、この人達は、あまり普通とは言えない様な人物だった。

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<2016/08/27 22:13 トウヤ>消しゴム
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