暫く歩いて、家の前に。
そこには、ある人の姿が。
「だ、いき?」
「おかえり」
いや、私の家だけど。
とりあえず「ただいま」と答えとく。
「入って?」
「良いんだ」
「まぁ。何か話でもしようかなって?」
大希は海斗とは違う、クールな笑みを浮かべて中へ入った。
私も入った。
「久々だね」
「最近、全っ然誘ってくんねぇんだもん」
「バカじゃないの?普通あんなに家行かないから」
「あら、そう」
私は、さっきより軽いため息を吐いて部屋のドアを開けた。
「何もないけど、良い?」
「それが珠希の部屋だから」
「ぶっとばすわよ?」
そう言えば、鼻で笑う大希。
私もそれに、何となく安心して笑顔になった。
「そうだ、最近やった?」
「最近?」
「海斗が、何か変だって、気付いた?時から」
持ってきたコップに飲み物を注ぎながら言った。
「あ、そうそう、やってないんだよ。ちょっと暫く
休もうかな、って。別に良いんだけど、ちょっと心配に
なるよな」
「本当。海斗、あまり人に自分の事言わない人だからね」
半分より少し上くらいまでを明るい色に変えたコップを
大希の前に置いた。
「海斗、何があったんだろ……」
「ちょっと疲れたんだろうけど、その理由によっては、な」
コップのふちに口を当てて言う大希の言葉に頷いた。
「まぁ、何も無い事を願う」と呟き、出した一杯を飲み
干す大希。
コップを置く、小さな音がした後から、部屋に少し重い
沈黙が流れる。
「あっ、のさ…」
少しでも軽い空気を流したくて、私は声を出した。
大希の優しい視線が向く。
それによって少し緊張する。
けど、これで話さないと。
「今日、誰と、帰ったの?」
「一人で」
「あ、そう……」
その話も結局そんなに持たず、盛り上がらず。
再び沈黙が流れる。
こんなに心配させてるんだから、何かあったなら言ってよ。
言わない方が、よっぽど心配させてるんだって事、分からせないと。
「明日さ、一緒に、行かない?」
「迎えに来てやる」
迎え。
何となくその言葉に抵抗があった。
海斗が、何となく浮かぶ。
申し訳ない、というか、そんな意味で。
「寝坊すんなよ?」
「しないわよっ」
私達は笑った。
お互いの笑顔に、何となく不自然さを感じながら。
そこには、ある人の姿が。
「だ、いき?」
「おかえり」
いや、私の家だけど。
とりあえず「ただいま」と答えとく。
「入って?」
「良いんだ」
「まぁ。何か話でもしようかなって?」
大希は海斗とは違う、クールな笑みを浮かべて中へ入った。
私も入った。
「久々だね」
「最近、全っ然誘ってくんねぇんだもん」
「バカじゃないの?普通あんなに家行かないから」
「あら、そう」
私は、さっきより軽いため息を吐いて部屋のドアを開けた。
「何もないけど、良い?」
「それが珠希の部屋だから」
「ぶっとばすわよ?」
そう言えば、鼻で笑う大希。
私もそれに、何となく安心して笑顔になった。
「そうだ、最近やった?」
「最近?」
「海斗が、何か変だって、気付いた?時から」
持ってきたコップに飲み物を注ぎながら言った。
「あ、そうそう、やってないんだよ。ちょっと暫く
休もうかな、って。別に良いんだけど、ちょっと心配に
なるよな」
「本当。海斗、あまり人に自分の事言わない人だからね」
半分より少し上くらいまでを明るい色に変えたコップを
大希の前に置いた。
「海斗、何があったんだろ……」
「ちょっと疲れたんだろうけど、その理由によっては、な」
コップのふちに口を当てて言う大希の言葉に頷いた。
「まぁ、何も無い事を願う」と呟き、出した一杯を飲み
干す大希。
コップを置く、小さな音がした後から、部屋に少し重い
沈黙が流れる。
「あっ、のさ…」
少しでも軽い空気を流したくて、私は声を出した。
大希の優しい視線が向く。
それによって少し緊張する。
けど、これで話さないと。
「今日、誰と、帰ったの?」
「一人で」
「あ、そう……」
その話も結局そんなに持たず、盛り上がらず。
再び沈黙が流れる。
こんなに心配させてるんだから、何かあったなら言ってよ。
言わない方が、よっぽど心配させてるんだって事、分からせないと。
「明日さ、一緒に、行かない?」
「迎えに来てやる」
迎え。
何となくその言葉に抵抗があった。
海斗が、何となく浮かぶ。
申し訳ない、というか、そんな意味で。
「寝坊すんなよ?」
「しないわよっ」
私達は笑った。
お互いの笑顔に、何となく不自然さを感じながら。
