おためし小説投稿

登録一切不要で小説投稿!
文字サイズ変更 
ひとつ、願いが叶うなら 〜明日の記憶〜


『暫くテニスは休む』

辞めちゃうの、かな。

テニスやってる海斗、凄いカッコイイよ?

いつからか、私はその海斗に惚れていた。

惹かれてた。

そして、気付けば海斗の全てが大好きになってた。

だから、何かあるなら本当に言ってほしい。

一人になった、学校からの帰り道。

私はそんな事を考えていた。

同時に、あの日の事は夢だったのか、とも。

けど、現実なんだよね。

里咲との仲が、それを証明してる。

もちろん、大好きな海斗と唇を重ねられた事、それは凄く嬉しい。

けど海斗、最近やっぱり変な気がするし、あまり一緒にも帰らない。

さっきまで一緒だったけど、ああやって途中で別れちゃう。

何か、行く所でも会う人でも居るのかな。

テニスよりそっちの方が大事、とか。

いつか、全部話してくれたら良いな。

一人で全部じゃなくて良い。

今朝、私が海斗の力を借りて、大希に全てを話したように。

誰か、海斗の事を知ってる人とでも良い。

最高の友達を敵に回してまでなった、彼女という立場。

彼女として、私は海斗が心配だった。

大希も、何も知らないのかな。

知ってるなら、何か教えて欲しい。

友達の、彼女として。



彼女と、して………

<2016/08/30 08:48 秋の空>消しゴム
Copyright(C) おためし小説投稿 Since2013 All Rights Reserved.