今日もやっと終わってくれた一日。
帰ろうと、教室から出れば呼ばれる名前。
振り向けば、大希と海斗が。
悪いけど今はそんな気分じゃない。
とも言えない私。
「どうしたの?」
「たまには一緒に、なんて?」
「そう…」
「最近元気ねえけど、どうしたの?」
そんな、里咲との仲が更に悪くなっただなんて言えないでしょ。
だから私は「何でもない」と誤魔化す。
「珠希っ」
階段を下りようとすれば、腕を掴まれる。
本当に温かい手。
今回は海斗らしい。
「何か、あったなら言ってよ…」
心配そうな目で私を見つめる海斗。
そんな人に、心配なんてさせられない。
「何でもないから。海斗は肩、大事にして?」
「もう、良くなってきてるし」
「そう。でも本当に、何でもないから。気にしすぎ〜っ」
そう言って腕を離してもらった。
けど、彼の表情は更に暗くなっただけだった。
「ごめん。でも、本当に……」
「こっちこそだよ。最後まで、何もしてあげられない…」
海斗は下を向き、悲しそうに呟いた。
「そんな事ないよ。私は、海斗が傍に居てくれれば、それだけで良いの。あと、最後って、何?」
私は海斗の後ろに立ち、肩に手を乗せて言った。
やっぱり高いな、なんてどうでも良すぎる事を考えながら。
「ごめん、何でも無い。帰ろ?」
さっきの暗い声は何だったのかと思う程、明るい声で言う海斗。
私も大希も、何も言えずに素直に頷く。
大希は最初から特に言ってないけど。
私は二人と階段を下り、校門を出た所で別れた。
一人での、やたらと静かな帰り道。
空では鳥が鳴いている。
暖かな風が吹き、可愛らしい花達が揺れている。
私はそんな自然を眺めながら家へと向かった。
帰ろうと、教室から出れば呼ばれる名前。
振り向けば、大希と海斗が。
悪いけど今はそんな気分じゃない。
とも言えない私。
「どうしたの?」
「たまには一緒に、なんて?」
「そう…」
「最近元気ねえけど、どうしたの?」
そんな、里咲との仲が更に悪くなっただなんて言えないでしょ。
だから私は「何でもない」と誤魔化す。
「珠希っ」
階段を下りようとすれば、腕を掴まれる。
本当に温かい手。
今回は海斗らしい。
「何か、あったなら言ってよ…」
心配そうな目で私を見つめる海斗。
そんな人に、心配なんてさせられない。
「何でもないから。海斗は肩、大事にして?」
「もう、良くなってきてるし」
「そう。でも本当に、何でもないから。気にしすぎ〜っ」
そう言って腕を離してもらった。
けど、彼の表情は更に暗くなっただけだった。
「ごめん。でも、本当に……」
「こっちこそだよ。最後まで、何もしてあげられない…」
海斗は下を向き、悲しそうに呟いた。
「そんな事ないよ。私は、海斗が傍に居てくれれば、それだけで良いの。あと、最後って、何?」
私は海斗の後ろに立ち、肩に手を乗せて言った。
やっぱり高いな、なんてどうでも良すぎる事を考えながら。
「ごめん、何でも無い。帰ろ?」
さっきの暗い声は何だったのかと思う程、明るい声で言う海斗。
私も大希も、何も言えずに素直に頷く。
大希は最初から特に言ってないけど。
私は二人と階段を下り、校門を出た所で別れた。
一人での、やたらと静かな帰り道。
空では鳥が鳴いている。
暖かな風が吹き、可愛らしい花達が揺れている。
私はそんな自然を眺めながら家へと向かった。
