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ひとつ、願いが叶うなら 〜明日の記憶〜


「そうだ、珠希ちゃん」

「はい?」 

「これ、海斗が、珠希に渡してくれ、って」

そう言って海斗のお母さんが差し出したのは、
『明日の記憶』と、海斗の字で書かれたノートだった。

「海斗、くんが。これを私に、ですか……」

「えぇ。まぁ、ほとんど日記みたいな感じだけどね」

「ありがとうございます」

「こちらこそ。海斗の願いを叶えてくれて。そしてどうか、今も願い続けてる事を、叶えてあげて」

私に出きる事なら、何でも。

そんな思いで、私は頷いた。






私達は、海斗と大希の音が響いていた、あの公園に来た。

そして、『明日の記憶』と書かれたノートを、そっと
開いた。


<2016/08/30 21:10 秋の空>消しゴム
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