みんなを帰した、後悔の日から数ヶ月、くらい経った頃。
みんなは再び現れた。
「何で来た」
「会いたかったから。海斗の事が、大好きだから」
俺もそうだよ。
ずっと会いたかった。
そんな人とも、もうそんなに居られないけど。
「置いとくね」
そう言って珠希が側に置いたのは、綺麗な紫色の花。
「帰って…」
本心でもない言葉が漏れる。
「嫌だ。海斗、私の事嫌いになったの?」
珠希が少し泣きそうな声で聞く。
「大好きだよ。ずっと傍に居たい」
遂に出てきた本心。
矛盾してる、と言われると思った。
けど、珠希はそんな事言わなかった。
弱々しい俺の身体に珠希の腕がまわる。
「なら、帰した時、辛くなかった?」
凄く辛かった。
もっと一緒に居たかったから。
そんな本心は出てきてはくれず、黙る俺。
「大丈夫だよ。後は、ずっとずっと一緒に居よう?」
「でも、もう……」
「時間の、長さなの?深さでしょ?私はそう思うよ」
「こんな俺と、居てくれるの?」
「バカ。大好きだよ」
その言葉と同時に少し離れた珠希の顔は、涙で濡れていた。
その涙を、少し震えた手で力無く拭った。
珠希も、そうしてくれた。
珠希の手は、震えても、冷えてもいなかったけど。
「みき……」
「この花、知ってる?」
珠希が持ってきてくれた花を見る。
「見た事は、あったけど…」
「そっか。竜胆(りんどう)って花でね。
『あなたの悲しみに寄り添う』って花言葉だったと」
良く分からないけど、そんな意味で持ってきた、と笑う
珠希。
その笑顔は、どんな物より、珠希のどんな姿より、好き
だった。
大好きだった。
みんなは再び現れた。
「何で来た」
「会いたかったから。海斗の事が、大好きだから」
俺もそうだよ。
ずっと会いたかった。
そんな人とも、もうそんなに居られないけど。
「置いとくね」
そう言って珠希が側に置いたのは、綺麗な紫色の花。
「帰って…」
本心でもない言葉が漏れる。
「嫌だ。海斗、私の事嫌いになったの?」
珠希が少し泣きそうな声で聞く。
「大好きだよ。ずっと傍に居たい」
遂に出てきた本心。
矛盾してる、と言われると思った。
けど、珠希はそんな事言わなかった。
弱々しい俺の身体に珠希の腕がまわる。
「なら、帰した時、辛くなかった?」
凄く辛かった。
もっと一緒に居たかったから。
そんな本心は出てきてはくれず、黙る俺。
「大丈夫だよ。後は、ずっとずっと一緒に居よう?」
「でも、もう……」
「時間の、長さなの?深さでしょ?私はそう思うよ」
「こんな俺と、居てくれるの?」
「バカ。大好きだよ」
その言葉と同時に少し離れた珠希の顔は、涙で濡れていた。
その涙を、少し震えた手で力無く拭った。
珠希も、そうしてくれた。
珠希の手は、震えても、冷えてもいなかったけど。
「みき……」
「この花、知ってる?」
珠希が持ってきてくれた花を見る。
「見た事は、あったけど…」
「そっか。竜胆(りんどう)って花でね。
『あなたの悲しみに寄り添う』って花言葉だったと」
良く分からないけど、そんな意味で持ってきた、と笑う
珠希。
その笑顔は、どんな物より、珠希のどんな姿より、好き
だった。
大好きだった。
