昨日、帰って来てからすぐ寝たはずなのに、私は今日も
寝坊した。
急いで準備を済ませ、家を飛び出した。
一年から遅刻だなんて。
それだけは避けたかった私は、朝から走った。
そして前なんて見ていなかった私は、何かに思い切り
ぶつかった。
その勢いで朝から尻餅をつく。
「ったぁ…」
「美桜じゃん。何してるのよ。そんなに急いで」
幸い、ぶつかったのは夏海だったらしい。
これが先輩なんかだったら……
怖い怖い。
一年なんて、一番弱い立場なのに。
先輩方は容赦なく攻めて来る。
「あぁ、ごめん。大丈夫?」
「うん、私は」
そう言って手を差し伸べてくれる優しい友達、夏海。
私は有り難くその手を借り、立ち上がった。
「私にぶつかってくれて良かったよ」
「え?」
「あのまま行ってたら……」
そう言う夏海の視線の先には、交通量の半端ない大通り。
助けられたんだね。
「本当、ごめんというか、ありがとうというか…」
気にしないで、という言葉と笑顔を残して横断歩道を渡る
夏海。
いや、私も残して行ったね。
夏海を追いかけるように横断歩道の向こうの世界へ。
「ちょっ、置いてく事ないじゃない?」
「わざわざ一緒に行く事もないかなって」
確かにそうなんだけどさ。
夏海も私も、人と付き合うのは基本避けるタイプ。
もちろん、男の子との付き合いもナシ。
あり得ない。
女同士でも分かり合えないというのに、相手が男だなんて。
考えられない、そんなタイプ。
だからといってさっき置いて行くのとは違うよね?
そんな事を考えていれば、夏海の背中は大分小さくなっていた。
「だから、追いてかないでよ〜っ」
私は夏海を追いながら学校、更には教室まで着いた。
何となく遅れた私達が着いた教室では、もう席替えは
終わっていた。
寝坊した。
急いで準備を済ませ、家を飛び出した。
一年から遅刻だなんて。
それだけは避けたかった私は、朝から走った。
そして前なんて見ていなかった私は、何かに思い切り
ぶつかった。
その勢いで朝から尻餅をつく。
「ったぁ…」
「美桜じゃん。何してるのよ。そんなに急いで」
幸い、ぶつかったのは夏海だったらしい。
これが先輩なんかだったら……
怖い怖い。
一年なんて、一番弱い立場なのに。
先輩方は容赦なく攻めて来る。
「あぁ、ごめん。大丈夫?」
「うん、私は」
そう言って手を差し伸べてくれる優しい友達、夏海。
私は有り難くその手を借り、立ち上がった。
「私にぶつかってくれて良かったよ」
「え?」
「あのまま行ってたら……」
そう言う夏海の視線の先には、交通量の半端ない大通り。
助けられたんだね。
「本当、ごめんというか、ありがとうというか…」
気にしないで、という言葉と笑顔を残して横断歩道を渡る
夏海。
いや、私も残して行ったね。
夏海を追いかけるように横断歩道の向こうの世界へ。
「ちょっ、置いてく事ないじゃない?」
「わざわざ一緒に行く事もないかなって」
確かにそうなんだけどさ。
夏海も私も、人と付き合うのは基本避けるタイプ。
もちろん、男の子との付き合いもナシ。
あり得ない。
女同士でも分かり合えないというのに、相手が男だなんて。
考えられない、そんなタイプ。
だからといってさっき置いて行くのとは違うよね?
そんな事を考えていれば、夏海の背中は大分小さくなっていた。
「だから、追いてかないでよ〜っ」
私は夏海を追いながら学校、更には教室まで着いた。
何となく遅れた私達が着いた教室では、もう席替えは
終わっていた。
