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夢が叶う その時に


零、今何してるんだろう。

なんて事、今まででどれくらい考えただろう。

自分から別れを告げたのに。

寂しくて、冬の冷たさに心も身体も震えて。

零の暖かな笑みを。

零の、優しい声を。

零の全てを、求めてる。

言葉も要らない。

した事はないけど、キスだって要らない。

私はただ、零が隣に居てくれれば、それだけで良かった。

何も、余計なものは要らない。

ただ、零を。

求めてる。

南城零は、私の全てだった。

そんな彼を、私は自分から突き放した。

大きな嘘を、残して。

大きな後悔を、小さな胸いっぱいに抱えて。

零、会いたいよ。

また、ふざけたいよ。

その笑顔、あの笑顔。

今すぐにでも見たいよ。

君は今、笑ってますか……

「最近こういうの流行ってるんだね〜。今度買い物行かない?」

そんな、イマドキ女子・夏海の声で、やっと現実に帰って来る。

「大丈夫?」

心配そうに聞く夏海に、うん、と答えておく。

零の事を考えてただなんて、そんな事言えないよね。

未だに後悔でいっぱいだなんて。

あのストラップが、零が。

再び奇跡を起こしてくれる事を心から願ってるだなんて。


<2016/09/11 01:13 秋の空>消しゴム
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