寒い冬。
部屋で一人、ベッドに寝て眺める天井。
まだ一日はこれからだという時間なのに。
今日の予定はなく、両親にも何も言われていない。
凜花が今、ご両親と戦っている頃なのだろう。
そして、うちに連絡が来て、遂に俺が戦う時が来る。
凜花がくれた、大きなチャンス。
それだけは、逃せない。
きっと、それが最後のチャンスだろうから。
それを無駄にする訳にはいかない。
凜花も夏海も巻き込み、美桜には待たせ。
それで最終的に凜花と結婚、だなんて許されたもんじゃない。
「はぁ」
ため息を吐いた、その時。
携帯の着信音が、静かな冷たい部屋に響く。
「はい、零です」
『ハハッ!凄え丁寧。そんなふうに電話出るの?』
電話を掛けてきたのは美桜だった。
「…ご用件は」
『怖い怖い!あ、特に無いんだけど、声が聞きたかった』
「そっか」
凜花からもこんな電話、よく来たな、なんて思った。
『そうだあ!明日暇だったりする?おぼっ、ちゃま?』
「おぼっちゃまヤメなさい。あ、明日?暇だよ?」
『したらさあ、公園でも行かない?奇跡の再会の、公園』
その言葉で思い出す、あの日の事。
あそこでの、あの出来事があったから。
今の俺達が居る。
確かに、再会の公園。
再開でも、あるだろうけど。
「良いよ。再開の、公園」
『えっ、うん。時間はどうする?』
言葉にしたら変わらないか。
「あぁ、そんなに早くなくて良いでしょ」
『私待てなーい』
「う〜ん」
『じゃあ、10時頃』
「はい、かしこまりました」
『じゃあ、また明日』
「はい」
電話を切ると、気分は大分明るくなった。
俺にとって美桜は、そういう人。
力も、喜びも。
色々なものをくれる人。
そんな人と、一緒に居る為、隣に居てもらう為。
両親と、一時は、凜花とも。
戦う事を決めた。
部屋で一人、ベッドに寝て眺める天井。
まだ一日はこれからだという時間なのに。
今日の予定はなく、両親にも何も言われていない。
凜花が今、ご両親と戦っている頃なのだろう。
そして、うちに連絡が来て、遂に俺が戦う時が来る。
凜花がくれた、大きなチャンス。
それだけは、逃せない。
きっと、それが最後のチャンスだろうから。
それを無駄にする訳にはいかない。
凜花も夏海も巻き込み、美桜には待たせ。
それで最終的に凜花と結婚、だなんて許されたもんじゃない。
「はぁ」
ため息を吐いた、その時。
携帯の着信音が、静かな冷たい部屋に響く。
「はい、零です」
『ハハッ!凄え丁寧。そんなふうに電話出るの?』
電話を掛けてきたのは美桜だった。
「…ご用件は」
『怖い怖い!あ、特に無いんだけど、声が聞きたかった』
「そっか」
凜花からもこんな電話、よく来たな、なんて思った。
『そうだあ!明日暇だったりする?おぼっ、ちゃま?』
「おぼっちゃまヤメなさい。あ、明日?暇だよ?」
『したらさあ、公園でも行かない?奇跡の再会の、公園』
その言葉で思い出す、あの日の事。
あそこでの、あの出来事があったから。
今の俺達が居る。
確かに、再会の公園。
再開でも、あるだろうけど。
「良いよ。再開の、公園」
『えっ、うん。時間はどうする?』
言葉にしたら変わらないか。
「あぁ、そんなに早くなくて良いでしょ」
『私待てなーい』
「う〜ん」
『じゃあ、10時頃』
「はい、かしこまりました」
『じゃあ、また明日』
「はい」
電話を切ると、気分は大分明るくなった。
俺にとって美桜は、そういう人。
力も、喜びも。
色々なものをくれる人。
そんな人と、一緒に居る為、隣に居てもらう為。
両親と、一時は、凜花とも。
戦う事を決めた。
