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夢が叶う その時に


早く行きなさい、と言われ、部屋を飛び出した。

「わっ!せ、らく……」

久々にそう呼ばれました、と笑う瀬楽。

「早く行って下さい」

「…瀬楽、ありがとう」

「私は何も」

「そんな事ないよ」

そう。

彼のお陰で、気付けたんだ。

南城家には、意外と手強い敵は居ないと。

意外と、身方も居るのだと。

瀬楽への感謝の気持ちと、美桜の事で全てをいっぱいに
して家を飛び出した。

いつの間にか夜になってしまった、白い雪が舞い降りる、冷たい世界へ。

美桜、もう少しだけ、待っててくれ。

<2016/09/13 17:35 秋の空>消しゴム
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