凜花、本当にありがとう。
美桜、もう少しだけ、待ってて。
雪の舞う冬の夜、その二つだけを思ってただ走った。
あの、俺達の仲を直してくれた、公園に向かって。
美桜を待たせている、公園に向かって。
気付けば、雪は結構本格的に降っていた。
「はぁっ」
公園の敷地内で勢い良く吐き出された息は、辺りを微かに照らす外灯の下で、白く消えていった。
そこから少し先にある薄暗い外灯の下、ずっと待っていてくれた美桜。
「美桜っ!」
雪降る夜に、彼女の名を叫んだその声は、先程の父親への声とは全く違い、榊 美桜を愛した、南城 零という、男の声だった。
美桜、もう少しだけ、待ってて。
雪の舞う冬の夜、その二つだけを思ってただ走った。
あの、俺達の仲を直してくれた、公園に向かって。
美桜を待たせている、公園に向かって。
気付けば、雪は結構本格的に降っていた。
「はぁっ」
公園の敷地内で勢い良く吐き出された息は、辺りを微かに照らす外灯の下で、白く消えていった。
そこから少し先にある薄暗い外灯の下、ずっと待っていてくれた美桜。
「美桜っ!」
雪降る夜に、彼女の名を叫んだその声は、先程の父親への声とは全く違い、榊 美桜を愛した、南城 零という、男の声だった。
