時は流れ、次の日の朝に。
家で経つ時間は早い。
本当に早い。
時の流れには逆らえないと実感しながら家を出る。
そして誰も居ない、寂しい家の前から離れてゆく。
少し歩いた所で、どうせ夏海に会えるし。
「み〜お〜」
ほら。
少し早かったけど。
「夏海っ……」
「一緒に行かない?まぁ、もう来ちゃったけど」
私はもちろん頷いた。
「零は?」
「どうだろう。まだ会ってないけど…」
一昨日、くらいから話すようになった男の子の事、何で
こんなに気にしてるんだろう。
自分自身にそんな疑問を抱きながら、そっか、と返す。
「はあ〜っ、零ってカッコイイよね〜」
「あら夏海、一目惚れとかってやつ〜?」
からかうように言えば、そうかもね、と返ってきて、逆に
こっちが遊ばれてるような気分になった。
教室に着けば、まだ零の姿は無かった。
まだ零ともあまり話してないし、零の事も良くは知らない
けど、普段ならもう居るような気がした。
たまにはあるよね。
こういう事も。
「あ~寝たい」
少し驚いて前の席へ視線を移せば、勢い良く机に突っ伏す
夏海の姿が見えた。
良く伝わってくるよ。
その、感情の無い言い方と、突っ伏す勢いで。
私も荷物を片付け、突っ伏しかけた時。
「おはよーございまーす」
今日も朝から元気な先生です。
バッチリ、良く言えば個性的なネクタイをしめて。
良くそんなの売ってるよね。
どんなお店で買ってるのよ。
そんな疑問を抱いていた時。
「南城は?」
少し心配そうに先生が聞く。
「いや、分からないんですよ…」
今日も何となく緊張させられる私。
何だろう、あのネクタイのせいで彼に危険を感じているのだろうか。
「珍しい、な……」
零、凄い。
この人に心配されてる。
しかもそれだけじゃなくて、褒められてる。
この人は人を褒めるという事をまずしない。
「後で、来るよな……」
先生がそう言って、私の隣辺りから黒板の前に移動した時。
ガラッ、と控えめに開く教室のドア。
その音は、珍しく発揮した先生の力によって静かになった
教室に、静かに響いた。
そして、この教室にある視線は全てそのドアの方へと
向けられる。
「れい……」
驚きを隠し切れない私の声が、静かに呼ぶ。
「すみません、遅れました…」
冷静にそう言い、席へ来る零。
「南城、大丈夫か?何か、あったか?」
そこに、少し慌てたように駆け寄る先生。
来たんだから良いじゃん。
「いえ、何もありません」
本人もこう言ってるし。
「そう、か…」
先生の心配ぶりにつられて、私達も心配になってくる。
「美桜?」
自分で気付きもしない間に凄い見てたらしいし。
「あ、大丈夫?」
「気にしないで?」
やっぱりこういうお願いって難しいね。
私も昨日、したんだけど。
気にしない、そんな事が出来たら苦労しない。
どんな事に、対しても……
家で経つ時間は早い。
本当に早い。
時の流れには逆らえないと実感しながら家を出る。
そして誰も居ない、寂しい家の前から離れてゆく。
少し歩いた所で、どうせ夏海に会えるし。
「み〜お〜」
ほら。
少し早かったけど。
「夏海っ……」
「一緒に行かない?まぁ、もう来ちゃったけど」
私はもちろん頷いた。
「零は?」
「どうだろう。まだ会ってないけど…」
一昨日、くらいから話すようになった男の子の事、何で
こんなに気にしてるんだろう。
自分自身にそんな疑問を抱きながら、そっか、と返す。
「はあ〜っ、零ってカッコイイよね〜」
「あら夏海、一目惚れとかってやつ〜?」
からかうように言えば、そうかもね、と返ってきて、逆に
こっちが遊ばれてるような気分になった。
教室に着けば、まだ零の姿は無かった。
まだ零ともあまり話してないし、零の事も良くは知らない
けど、普段ならもう居るような気がした。
たまにはあるよね。
こういう事も。
「あ~寝たい」
少し驚いて前の席へ視線を移せば、勢い良く机に突っ伏す
夏海の姿が見えた。
良く伝わってくるよ。
その、感情の無い言い方と、突っ伏す勢いで。
私も荷物を片付け、突っ伏しかけた時。
「おはよーございまーす」
今日も朝から元気な先生です。
バッチリ、良く言えば個性的なネクタイをしめて。
良くそんなの売ってるよね。
どんなお店で買ってるのよ。
そんな疑問を抱いていた時。
「南城は?」
少し心配そうに先生が聞く。
「いや、分からないんですよ…」
今日も何となく緊張させられる私。
何だろう、あのネクタイのせいで彼に危険を感じているのだろうか。
「珍しい、な……」
零、凄い。
この人に心配されてる。
しかもそれだけじゃなくて、褒められてる。
この人は人を褒めるという事をまずしない。
「後で、来るよな……」
先生がそう言って、私の隣辺りから黒板の前に移動した時。
ガラッ、と控えめに開く教室のドア。
その音は、珍しく発揮した先生の力によって静かになった
教室に、静かに響いた。
そして、この教室にある視線は全てそのドアの方へと
向けられる。
「れい……」
驚きを隠し切れない私の声が、静かに呼ぶ。
「すみません、遅れました…」
冷静にそう言い、席へ来る零。
「南城、大丈夫か?何か、あったか?」
そこに、少し慌てたように駆け寄る先生。
来たんだから良いじゃん。
「いえ、何もありません」
本人もこう言ってるし。
「そう、か…」
先生の心配ぶりにつられて、私達も心配になってくる。
「美桜?」
自分で気付きもしない間に凄い見てたらしいし。
「あ、大丈夫?」
「気にしないで?」
やっぱりこういうお願いって難しいね。
私も昨日、したんだけど。
気にしない、そんな事が出来たら苦労しない。
どんな事に、対しても……
