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サーヴァンプ【0番目の真祖】
- 狐の嫁入りと一人隠れんぼ -

『先生にはボクが居るのにね』
「兄さんや姉さんも居るのにね」
僕の中のボクがクスクスと笑う。
何がそんなに可笑しいのだろう。
『ねぇ君はどうして先生の所に居るのさ?』
「・・・・・一人は嫌。寂しいし、怖いよ」
『あぁ、隠れんぼで誰にも見つけて貰えない様な?隠れて居なきゃならないのに見つけて貰えなくて怖がって。』
「でも、見つけて貰えるのは悔しいけど嬉しい。安心するんだよ。」
僕は少し顔を曇らせた。

いつだって、父さん達は妹しか見ていなかった。何をしても今まで演じた【いい子】の僕に隠される。
例えば…
「父さん。遊ぼ…」
「あー椿、今、手が離せないんだよ」
「あ、ゴメン…」
(嘘つき。ただ空を見てただけなのに)
「妹と遊んだらどうだ?」
「・・・・・妹は母さんと出かけたじゃない」
「・・・・・・・・・・悪いな椿」
「いいよ。また今度遊ぼうね」
(まただ。父さんは僕が話そうとすると妹と遊ばせたがるし、逆に母さんは妹と自分から離して外に行かせようとする。僕は……)

要らないのかな。
不用品。欠陥品。失敗作。
だから。

「捨てられたのかな…?」
『棄てられたんだよ…!!』

ポツー・・・
ポツ・・・ポツー・・・・・

狐の嫁入りが降る日でした。

「帰ろうか」
『僕がそう言うならボクは従うまでだ』





【先生】は殺されました。

更新が遅いのは全部ヨウスケに似てる人のせいです
<2016/09/26 18:08 チョコレート★>消しゴム
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